【開花情報】ノボタン‘コートダジュール’見頃| 開花時期9月(2012年)
朝夕の気温が下がり、山の小道は薄紫のヤブランで彩られ、シモバシラの白い清楚な花が咲き始めました。
丘の上の花園の涼やかなブルーのサルビア・アザレアもさきはじめました。
コミュニティ広場の青紫のミズアオイや、教材園のトチカガミも見頃です。
花影の池のパラグアイオニバスは池一面に広がり次々と白い大きな花が開花しています。(花は夜咲きです)
★ ノボタン‘コートダジュール’ Tibouchina ‘Cote d’Azur’
ノボタン科 園芸品種
正面花壇のトロピカルガーデンで見頃です。
右の大きな葉はアビシニアバショウ(エンセテ・ウェントリコスム)の銅葉‘マウレリー’
★ クルクマ‘ポニチャーピンク’
ショウガ科 園芸品種
花色が鮮やかで、蕾の造形が面白いクルクマの品種です。
ゲートを入って、左手に鉢で展示してあります。
★ ボタンクサギ 牡丹臭木 Clerodendrum bungei
クマツヅラ科
中国南部 原産
耐寒性の落葉低木
日本のクサギと同様、花は良い香りがしますが、葉は臭木と言われる通り、薬臭い匂いがします。
コミュニティ広場の奥のパーゴラの下でコンテナで展示しております。
★ サルビア・アズレア Salvia azurea var. grandiflora
シソ科 北米原産
淡いブルーの爽やかな空色のサルビア・アズレアが咲き始めました。
種小名のazureaはラテン語で「空色の」という意味です。
丘の上の花園で開花しています。
★ ハベナリア・ミリオトリカ Habenaria myriotoricha
又はハベナリア・メデューサ Habenaria medusa
ラン科ミズトンボ属
タイ原産
コミュニティ広場にて鉢展示しております。
【開花情報】オオケタデ見頃| 開花時期9月(2012年)
林の奥でうす紫色のヤブランの絨毯が広がり、秋がそこまで来ていることを教えてくれます。
カツラの葉が黄色になり、落葉している所は香ばしいカラメルの匂いが漂って秋の気配を感じます。
コミュニティ広場は青紫のミズアオイが花盛りで、赤やピンクのタイタンビカスもまだまだ元気です。
秋の七草園ではススキの穂があがり、根元にはナンバンギセルが咲いています。
ピンクのオオケタデが見頃を迎え、フジバカマやシュウメイギクも咲き始めました。
ハギの花もチラホラ咲き始めています。フヨウ、スイフヨウも咲き始めました。
★ オオケタデ 大毛蓼 Persicaria orientalis
タデ科
中国南部~東南アジア原産の一年草
秋の七草園で2mほどの背丈で小さな花が集まったピンクの花穂が垂れています。
毒ヘビの毒を消す作用があるとされハブテコブラともよばれます。
★ フジバカマ Eupatoriumu fortunei
キク科
本州、四国、九州、 朝鮮半島、中国に分布
秋の七草園ではフジバカマ、シマススキ、タカノハススキ、ハギなどが茂り、
吹き抜ける風に秋の到来を感じます。
フジバカマは、まだ、咲き始めですが、渡りをする蝶アサギマダラの蜜源です。
9月末から10月半ばにかけて飛来するアサギマダラは多い年では10羽もみかけます。
★ フヨウ Hibiscus mutabilis
アオイ科
中国原産の落葉低木
あずまや付近では白とピンクのフヨウが咲き始めました。
早朝は白色、日中はピンク色になり、夕刻は紅変するスイフヨウ(酔芙蓉)の花も咲き始めました。
★ リコリス 園芸品種 Lycoris cv.
ヒガンバナ科
ヒガンバナの仲間ですが、ヒガンバナよりも一足先に咲きます。
コミュニティ広場では鉢でも展示しております。
★ シラタマホシクサ 白玉星草 Eriocaulon dicline
ホシクサ科
東海丘陵要素植物の一種で、静岡、愛知、岐阜、三重県の伊勢湾沿岸近辺に分布する希産種です。
湿地性植物の1年草なので毎年、種子で更新されます。花期は9月中・下旬。
名前の由来は頭花が白い玉状にみえるホシクサの意味です。
生育環境は湧き水のある湿地などですが、近年このような環境が消失し、
群落が減少してシラタマホシクサは環境省のレッドリストでは
絶滅危惧2類(VU)に指定されています。
ロータス館前の小さなビオトープで鉢で展示しています。
【開花情報】トチカガミ開花| 開花時期9月(2012年)
ミズアオイの涼やかな青紫色の花がコミュニティ広場いっぱいに広がり、さわやかな涼を感じるひとときです。
アサザ池や教材園ではトチカガミの白い花が咲き始め、ひそかな秋の訪れを告げています。
尚、現在、アトリウム内の熱帯スイレン水槽の清掃作業をしておりますので、
熱帯スイレンは1ヶ所の水槽に集めております。大変お見苦しい所がありますがご了承下さい。
★ トチカガミ 雄花 Hydorocaris dubia
トチカガミ科 本州以南の湖沼、ため池、水路などに群生する浮遊性水生植物
トチカガミの白い可憐な花がアサザ池、教材園、あづまや脇の水路で咲き始めました。
花の数はあまり多くはありません。
トチカガミとはトチ・鼈(すっぽん)の鏡という意味です。
光沢のある葉の裏には気嚢があり、ふくれているのが特徴です。
3cmほどの可憐な白い花は一日花で雌花と雄花があります。
雌花は、花茎が太く花の下方に子房の膨らみがあります。
水中にある花茎のつけ根の薄い膜のような苞鞘の中には蕾が1~2個しかありません。
一方、雄花(写真)は花茎が細く、立ち上がり、水中の苞鞘の中に蕾が5個入っています。
よく目につくのはほとんど雄花で、雌花は下の方でかくれて咲き、茎が太く短いのが特徴です。
★ ニオイサンタンカ Ixora odrata
アカネ科
マダガスカル原産の熱帯花木
ダイナミックなボール状になる白い小さな花はとても良い香りがします。
咲き始めは白で、後に黄色へと花色が変化します。
アトリウムにて鉢展示しています。
★ トロピカルガーデン
多種の熱帯花木が咲き、見頃をむかえています。
様々な熱帯の植物の葉色や造形もお楽しみ下さい。
★ グロキシニア‘オリオン’ Gloxinia‘Orion’
イワタバコ科
トロピカルガーデンで縁を彩る紫色の花は戸外で使える珍しいグロキシニアです。
★ アリアケカズラ‘スタンシルズ ダブル’Allamanda cathartica ‘Stansill’s Double’
キョウチクトウ科
オオバナアリアケカズラ Allamanda cathartica‘Hendersonii’は
アトリウムの南面を飾る黄色い熱帯の花ですが、その八重咲き品種です。
コミュニティ広場のベンチに両者を揃えてトレリスに這わせてみました。
どちらも花盛りで花に囲まれひと休みしてみましょう。(ちょっと暑いですが)