【開花情報】クレロデンドルム・クアドリロクラレ、ゴクラクチョウカ見頃(2012年)

泉の広場や山の小道をそぞろ歩くと、琵琶湖の向こうに冠雪の比良の山々の絶景が見渡せます。
昨日からの寒波により今シーズン初めての「シモバシラ」が出現しました。


★ シモバシラという植物に霜柱がつく現象
シソ科のシモバシラという植物の茎から霜柱が出現!!
昨夜の氷点下の寒さにより霜柱が観察されました。写真は1月26日午前9時撮影。
10時の時点では消失していました。
場所は山の小道の中間地点でラベルが立っています。明日は出るかどうか?

という名の植物の名前の由来
霜柱と呼ばれる由縁は、地上部が枯れても、毛管現象で水分がよく上昇し、地表が氷点下になると、茎の稜のすきまから帯状の氷が発達することによります。



★ スイセン・カンタブリクス モノフィラス Narcissus cantabricus subsp.monophyllus
ヒガンバナ科
イベリア半島から北アフリカにかけて自生する、小型の原種水仙。
15~20cmほどの背丈でペチコート咲きの愛らしい花が鉢植えでコミュニティ広場入口で
来園者の皆様を歓迎いたします。



★ クレロデンドルム・クアドリロクラレ Clerodendrum quadriloculare
クマツヅラ科
筒状の花が放射状に広がり、花火があがったように華やかな花木です。
英名は Fireworks 「 花火 」そのものです。
鉢植えでアトリウムにて展示しております。



★ ゴクラクチョウカ  (極楽鳥花) Strelitzia reginae
バショウ科 南アフリカ原産  
1773年に南アフリカでイギリスの有名なプラントハンターであるマッソンによって発見されました。
初めてイギリスで開花した時、ロンドンの社交界で大変な評判を得ました。当時のイギリス王妃の出身であるMecklenburg-Strelitz家にちなみ「ストレリチア(Strelitzia)」という属名が与えられました。
英名は「Bird of Paradise(楽園の鳥)」
アトリウムにて鉢展示。



★  熱帯性スイレン‘レッド フレア’ Nymphaea ‘Red Flare’
1938年にランディグ(Martin E. Randig)が作出した品種。
赤花の夜咲き性の熱帯スイレンの代表的な品種です。
夜咲き種は冬の期間は午前中11時ごろまで開花していますので、写真を撮影するのに絶好の機会です。
白花品種のロツスも開花。

公園だより | 更新日:2012.01.26

【開花情報】アイスチューリップ見頃| 開花時期1月(2012年)

雪をいだく比良の山並みと琵琶湖が美しい烏丸半島です。
コミュティ広場はアイスチューリップやハボタン、パンジー、ビオラ、プリムラ、ストックなどで彩られ、
来園者の目をなごませます。
ロータス館内のアトリウムも熱帯性スイレンやブーゲンビレア、カエンカズラ、カリアンドラ、パパイアなどが花咲き
トロピカルムードでいっぱいです。


★ アイスチューリップ
コミュティ広場に入るとアイスチューリップとハボタンのプロムナードが皆様をお迎えいたします。
寒さを疑似体験させて、冬に花を咲かせるチューリップをアイスチューリップとよびます。
10月から11月に通常の方法でチューリップの球根を鉢に植え、戸外で約1か月発根と芽出しを進めます。
その後、鉢ごとマイナス2℃の冷凍庫に入れて生育を抑止させておきます。
次に5度で2日間解凍処理を行い、通常と異なった環境に適応するように15度で2日間処理を行った後、
戸外で栽培すると2~3週間程度でいつでも花を咲かせることができます。
当園では11月25日に植え付けを行いました。
開花は1月上旬頃から約1カ月程 となります。



★ リナリア  (姫キンギョソウ)  Linaria cv.
ゴマノハグサ科
小さなかわいらしい、なよやかなヒメキンギョソウですので、厳しい寒さには弱く、
今はまだ積雪もないので、石組花壇の左端の方で美しく咲いています。



★ ケネリア・アルウェンシス  Quesnelia arvensis
パイナップル科
パイナップル科の植物は変わった花が咲きますが、
この花は赤い苞に包まれた中に紫色の小さな花が多数咲く、美しい品種です。
アトリウムを入ってすぐ、右手のアンスリウムが咲くエリアで2株開花しています。



★ ジャボチカバ Myrciaria cauliflora 
フトモモ科 ブラジル南部原産
幹から直接、花が咲く幹生花が面白い熱帯の果物です。実も幹から生えたぶどうのようになります。
果肉はライチのようで半透明のゼリー状で中には種子が2個含まれます。
ジャボチカバはブラジル先住民の言葉で「亀のいる土地」を意味します。



★ コルチカム・カペンセ subsp.キリオラツム 
Colchicum capense subsp.ciliolatum
イヌサフラン科  南アフリカ原産球根植物
英名  Cup& Saucer  または Men in a boat
白い大きな苞葉の中に小さな花が4~6個総状についています。
特異な花の形で、冬に開花する珍しい南アフリカの球根植物。
以前はアンドロキンビウム属でした。
エントランスホール干支展示の右隣にて2鉢展示しております。

公園だより | 更新日:2012.01.19

【開花情報】ベジタブルコンテナ| 開花時期1月(2012年)

比良の山々も雪化粧をほどこし琵琶湖の向こうに美しく輝いている烏丸半島です。
アイスチューリップは半ば開きかけています。


★ ディアスキアのタワー
みずの森のゲートを入り、右手にくすんだピンク色のディアスキアの塔が登場いたしました。



★ ベジタブルコンテナ
今年の野菜は カラシナ コーラルリーフ‘フェザー’  濃い紫色の切れ葉の品種と、ワサビナ(山葵菜)、
韓国チシャ(チマサンチュ)の赤葉と緑葉の品種です。



★ クリスマスローズ‘ディープエンジェル’ Helleborus niger ‘ Deep Angel’
白い大きな花ですが、地面近くで咲いているので、屈みこんで花をご覧下さい。
丘の上の花園で開花中です。



★ イオノプシジウム  Ionopsidium acaule
アブラナ科  一年草
「丘の上の花園」や「レンガの小道」でグランドカバーのように咲く背丈の短い草花で、
1cm以下の小さな薄紫の花が群がって元気にさいています。
一年草ですがこぼれ種でカーペットのように増えていきます。



★ ブラジルデイゴ Erythrina speciosa
マメ科   ブラジル原産の落葉低木
細長い朱色の花びらはわずかに開きます。
小さな花では中からおしべが見えることもあります。
鉢植えでアトリウムにてご覧いただけます。

公園だより | 更新日:2012.01.09

滋賀洋ランフェスタ(2012年)

洋ラン展の上位入賞をご紹介いたします。


★ 滋賀県知事賞    
カトレヤ トリアネー ‘ポラータ’
高橋 守  さん  (彦根市)



★ 草津市長賞
カトレヤ マイカイ ‘マユミ’
住友 時雄 さん(大津市)



★ 水生植物公園みずの森園長賞 
パフィオペディラム ナイトクラウン‘ビワ’
竹島 彊二 さん(栗東市)



★ 日本フラワーデザイナー協会 滋賀県支部 (NFD)の皆様による
松竹梅とコチョウラン・シンビジウムを素材とした洋ランのディスプレイ



★ ランアートの展示
今年、初の試みのランをテーマにしたアート作品の展示を会議室にて開催しております。
植物画8点、ろうけつ染め4点、押し花5点、アートボトル3点、陶磁器・陶板4点、
絵画2点、絵皿3点を展示しております。

公園だより | 更新日:2012.01.06

【開花情報】1月5日から開園、カエンカズラ見頃| 開花時期1月(2012年)

新年おめでとうございます。
新年は1月5日から開園いたします。
新春の干支の展示は辰と洋ランの展示へと模様替えいたしました。
暖かなアトリウムはブーゲンヴィレヤやカエンカズラが咲き、熱帯スイレンも色とりどりに咲き、
トロピカルムードで華やいでいます。
ピンクのくす玉、ドンベヤ・ウォリッキーや白いパプのようなカリアンドラも見頃です。
1月6日から9日まで開催の滋賀洋らんフェスタは見ごたえがあります。
連日、講習会も催しておりますので、皆様のお越しをお待ちしてります。


★ 干支と洋ランの展示
深山の雲間に遊ぶ辰の周りをカトレア、シンビジウム、パフィオペディラム等が彩ります。
撮影台もご用意いたしました。



★ サンシュユとマホニア
新年にふさわしい深紅の実と黄色い花の取り合わせ。
鈴なりのサンシュユの赤い実に今年の豊穣を祈ります。



★ コミュニティ広場
ハボタン、パンジー、ビオラ、プリムラ、ネメシアが新春の広場を彩ります。
アイスチューリップはまだ蕾ですが、もうじき開きそうです。



★ カエンカズラ (火焔葛)  Pyrostegia venusta
ノウゼンカズラ科   ブラジル南部原産
細いオレンジ色の筒状花でひとつの大きな房となって、炎のように咲いています。
アトリウムの天井近くのライトからオレンジの房が下垂して見事です。



★ 枯れハス模様
比良の山々も雪化粧し、びわ湖の枯れ蓮は水中に半ば没して湖面に幾何学模様を描きます。
冬の琵琶湖の風物詩です。
オオバンの大群をはじめとして、水鳥も賑やかに泳ぎ回る蓮群生地です。

公園だより | 更新日:2012.01.04
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