【開花情報】フウセンカズラなどツル植物 | 開花時期8月(2011年)

省エネの夏で、ゴーヤやアサガオなどの緑のカーテンもおおはやりですが、
ちょっと変わったツル植物も育てたい方に、フウセンカズラ、メキシコサワギク、シカクマメをご紹介します。


★ フウセンカズラ 風船葛  Cardiospermum halicacabum
ムクロジ科
1年草のツル植物  北アメリカ南部原産
花は5mmほどの小さな、細かい花で、緑がかった白い色をしています。
風船の中にできる3個の種子は7mmほどで、黒色に白いハートの形の模様が入ります。
この丸い種子はお猿の顔に似ているので白い部分に、目・鼻を描いて遊びます。



★ メキシコサワギク Senecio confusus
キク科
メキシコ原産の多年草
メキシカン フレーム バイン、メキシカン デイジー とも呼ばれます。
オレンジの花色が鮮やかな熱帯植物です。冬越しは挿し芽をして室内に取り込みます。



★ シカクマメ  四角豆  Psophocarpus tetragonolobus
マメ科
熱帯アジア原産  中国では翼豆、英名は Winged Bean
ブルーの花が美しく、四角の稜がフリルになっている変わった莢の豆です。
沖縄では古くから垣根や家庭菜園で栽培され、シカクマメのことを「うりずん」と呼びます。
沖縄では新緑の萌え出るころをウリズンの季節といい、その新緑の色に似ている事によります。
若い莢を炒め物や揚げ物などにします。
地上部にマメを実らせるだけではなく、地下部にはイモを形成し双方が食用となります。



★ 地湧金蓮  ムセラ・ラシオカルパ
バショウ科  
中国南部からインドシナ半島の標高1000mから2500mの山の斜面に分布。
中国名は地面から現れる金色の蓮の意味です。花は5月から咲き続けていますが、
新しくひとつふえて、2個開花しています。不思議な造形美の世界に魅せられてしまいます。
丘の上の花園・レンガの小道にてご覧いただけます。



★ オオケタデ 大毛蓼  Polygonum orientale
タデ科 中国南部、東南アジア原産の一年草
オオケタデが咲きはじめました。毎年、こぼれ種で生育旺盛なオオケタデは今年は丘の上の花園で見られます。
葉をもんだ汁は虫さされに効くと言われています。

公園だより | 更新日:2011.08.24

【開花情報】珍しい花エンセテ開花 | 開花時期8月(2011年)

長い間楽しんできた烏丸半島ハス群生地はわずかな花を残して、見納めとなりました。
今はピンクの花の代わりに緑の果托が林立しています。
東ゲートも昨日をもちまして閉じられました。
みずの森園内のハスは、数は少なくなりましたが、まだご覧いただけます。
コミュニティ広場はフウセンカズラ、ヘビウリ、アサヒカズラ、アピオスなど多種のツル植物や
パパイヤ並木、色とりどりのスタンディングバスケット、スイレンなどで華やいでいます。
アトリウムでは珍しいバショウの仲間のエンセテが開花しました。


★ エンセテ・ウェントリコスム Ensete ventricosum
別名 アビシニアンバショウ
バショウ科 エチオピア原産
バナナによく似ていますが、根元から子吹きしないので開花結実後は枯れます。
花は各苞ごとに2列に生じ、基部の苞には雌花を、先端には雄花をつけます。
現地ではこの偽茎からデンプンを採り、パンやダンゴをつくるそうですが
バショウ科の植物体が主食材とされるのは珍しく、栽培植物文化の特殊な例として注目されています。



★ ミズアオイ Monochoria korsakowii
ミズアオイ科
全国の水田などに生育する抽水性の一年草
ミズアオイが清涼感のある青い花が咲きはじめました。
かつての水田雑草は今では準絶滅危惧種となっています。
みずの森では毎年種子を採取、播種し保存に努め、来園者に広く理解してもらえるよう
コミュニティ広場でコンテナ栽培をして展示しております。
今週から咲き始めましたので9月初旬まで楽しめます。



★ 耐寒性スイレン‘グレッグス オレンジ ビューティ’ N. ’Gregg’s Orange Beauty’
N. ‘Texas Dawn’ と N. ‘Perry’s Red Beauty’?の
自然実生種からの選抜種 (Perry D Slocum) 1996年
黄色から赤紫へのグラディーションが鮮やかな、耐寒性スイレンには珍しい花色の美しい品種。



★ スネイルフラワー Vigna caracalla
マメ科 
南アフリカ原産のツル植物
蕾がカタツムリに似た形をしており、花はカタツムリというにはふさわしくない美しい藤色をしています。
コミュニティ広場のパーゴラに不思議な花が垂れ下がっていて驚くことでしょう。



★ ペチュニア Petunia x hybrida
ナス科
華やかな赤紫とピンクのカーぺット
コミュニティ広場の奥、たいこ橋のたもと付近で咲いています。

公園だより | 更新日:2011.08.21

【開花情報】ハス群生地は花が減少 | 開花時期8月(2011年)

例年になく見頃が続いていたハス群生地は、昨日が見頃の最終日となり、本日は花は半分以下に減少しました。
残りの花は東ゲートの左手、中ほどで開花しています。
岸辺では果托が大きくなり、黒い実が結実しているものも見受けられます。
ハス群生地へ直行できる東ゲートは明日20日(土)をもちまして終了となりますのでご了承下さい。
また明日にて早朝開園も終了、21日(日)からは通常の9時開園となりますのでよろしくお願いいたします。


★ そろそろ見納めのハス群生地



★  ハスの果托が林立するハス群生地
みずの森園内のハスでも果托がよく観察できます。名残のハスの花もまだ咲いています。



★ オニバス (鬼蓮)  Euryale ferox
スイレン科の一年草
本州、四国、九州の湖沼やため池、河川などに生育します。
埋め立てや水質の汚濁で分布が減少し、絶滅危惧2類(VU) に指定されています。
オニバスは葉の表面と裏には鋭いトゲがありますが、パラグアイオニバスは表面には刺はありません。
水上に出て咲く花と水中で自家受粉して結実する花の2種類があります。古代紫のおくゆかしい花です。



★ パラグアイオニバス Victoria cruziana
スイレン科の一二年草
パラグアイ、アルゼンチン原産
花影の池で大きな葉が多数漂う中に、純白の大きな花が夕方に花開きます。
大小様々な水に浮かぶお盆のような葉は約80枚浮いています。
葉の裏も観察できるよう裏返しになっている葉も登場です。



★ ペンニセツム・グラウクム‘パープル・マジェスティ’ 
Pennisetum glaucum cv.Purple Majesty
イネ科
アフリカ原産の穀物「パールミレット」の園芸品種で2003年アメリカで作出され、銅葉色の植物として人気があります。
オーナメンタルグラスとしてナチュラルガーデンにアクセントをそえます。コミュニティ広場で鉢展示しております。

公園だより | 更新日:2011.08.18

【開花情報】ハス群生地はまだ見頃 | 開花時期8月(2011年)

ハス群生地は、例年になく見頃が続いております。
東ゲートを出ると、正面は奥まで一面のピンクの蓮の花が広がり圧巻です。
東ゲートから左手へ進み今年はゆるやかに開花が進行していつまでもピンクのハスの花の絨毯を楽しめます。
みずの森園内の「蓮見岩」から一望すると、初めに開花した西側は花がなくなり、
花は東へと移動した様子がわかります。


★ ハス群生地  三上山をのぞむ



★ ハス群生地
一面のピンクの花の海 



★ クリナム・キサントフィルム Crinum xanthophyllum
ヒガンバナ科
ハマユウの仲間ですが、金黄色の美しい葉でゴールデンクリナムとも呼ばれます。
コミュニティ広場にて開花しています。



★ クレオメ  Cleome hassleriana
フウチョウソウ科
西洋風蝶草
南アフリカ原産の春まき一年草
スイレン池隣の石組花壇で、咲き誇るクレオメには蝶が舞っています。



★ パンパスグラス Cortaderia selloana
イネ科の多年草 アルゼンチンなどの南米が原産地
石組花壇の奥ではパンパスグラスの光輝く穂が、はやくも出現し、
暑さの中にも秋の訪れを感じさせます。

公園だより | 更新日:2011.08.11

【開花情報】8月8日は休園日、群生地は最盛期 | 開花時期8月(2011年)

快晴が続くハス群生地は最盛期です。
来週いっぱいは見頃と思われますが、西側から徐々に花数は減っていきます。
8月20日まで早朝7時から開園、ハス群生地へと直行できる東ゲートを開設しております。
尚、明日8日は休園日となっております。ハス群生地へはみずの森園外からご覧いただけます。


★ みずの森園内「蓮見岩」からの群生地
風車とサルスベリと群生地の西側方面



★  水草展 ~琵琶湖周辺で見られる水草~
以下の24種の水草をアクアテラリウムで展示いたしました。
沈水性の水草
・トチカガミ科 ネジレモ、セキショウモ、コウガイモ、クロモコカナダモ、オオカナダモ
・アリノトウグサ科 ホザキノフサモ
・マツモ科 マツモ
・イバラモ科  オオトリゲモ、イバラモ
・ヒルムシロ科 センニンモ、ササバモ、オオササエビモ
 ヒロハノエビモ、エビモ、ヤナギモ、ホソバミズヒキ
・カヤツリグサ科 ヒメホタルイ、
浮葉植物 ・ヒシ科 ヒシ、オニビシ、コオニビシ、ヒメビシ
浮葉植物 ・コウホネ科 コウホネ、ヒメコウホネ



★ アサヒカズラ Antigonon leptopus
メキシコ原産のタデ科のツル植物
英名  Queen’s-jewels  「女王の宝石」
ピンクの愛らしい小花が綴るネックレス、そんなツル植物がパーゴラの縁を飾ります。
コミュニティ広場にて。



★ ヘビウリ Trichosanthes cucumerina
ウリ科  インド原産
明治時代に渡来。
繊細なレースのような花はカラスウリに似ていますがすが、昼間開花しています。



★ 耐寒性スイレン ‘ラロック’
まだまだ、元気な耐寒性スイレン


公園だより | 更新日:2011.08.07

【開花情報】ハス群生地は最盛期です | 開花時期8月(2011年)

烏丸半島ハス群生地は最盛期を迎えております。
ハス群生地の東から西まで一面にピンクのハスの花が広がり、天国もかくやと思える光景が広がります。
来週いっぱいは見頃が続くと思われますが、今がピークですので、お早めに観賞することをお勧めいたします。


★ 三上山(近江富士)をのぞむ



★ 広大なハス群生地の西側方面
青々と広がるハスの群落と夏空に湧き上がる白い雲の雄大な景色を堪能して下さい。



★ ハス群生地
岸辺から奥の方まで一面に開花しています。



★ シダレエンジュ  Sophora japonica var. pendula
マメ科の落葉高木  中国原産
「枝垂れ槐」はハス群生地の手前、スイレン池近くで、地上付近まで枝垂れ、ドーム状になり、
中は涼しい木陰になっています。
今年はいつになく花つきがよく、白い小さな花が房状に咲いています。
中国では龍爪樹と呼ばれて珍重されています。



★ ミソハギ Lythrum anceps
ミソハギ科
和名のいわれは「禊萩」で、旧歴のお盆にこの枝葉を水に浸し、仏前の供物に禊をした事によります。
「八つ橋」付近はミソハギが花盛りです。

公園だより | 更新日:2011.08.06
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