【開花情報】ウィンターコスモス | 開花時期10月(2010年)

急激に気温が下がり、園内の赤や紫の花や葉は深みが増して鮮やかになりました。
懸崖菊もかなり開花してきました。エントランスホールでは甘い香りが漂い華やかな秋の洋ラン展が開催中です。


★ 秋の洋ラン展
カトレヤをはじめ、グラマトフィルムやオンシジウム、他珍しい洋ランが出品されています。
※ 洋ラン展は10/26~10/31の期間に開催されました。



★ 懸崖菊
花が咲きそろうのは11月上旬かと思われます。
噴水まわりをぐるりと取り囲んだ懸崖菊も花盛りになってきました。



★ ウィンターコスモス‘イエローキューピット’  Bidens laevis‘Yellow Cupid’
キク科 
北米原産のビデンスの園芸品種  
芝生広場脇の石組花壇にて開花中です。



★ グラディオラス・カルミネウス   Gladiolus carmineus
アヤメ科 南アフリカ原産の球根植物
珍しい秋咲きの原種グラジオラス
ゲートを入った右手に、ガーデンシクラメンの大鉢と共に展示してあります。



★ 熱帯性スイレン‘ミズノモリ’ Nymphaea ‘Mizunomori’
スイレン科
Nymphaea carpentariae と Nymphaea giganntea var.neorosea と
Nymphaea giganntea の3種の交配種
アメリカ在住のスイレンの育種家 ギャレット・ウエムラ氏が作出
‘みずの森’と名づけられ、2006年に寄贈していただきました。
現在アトリウムにて中央の水槽南側で、ギガンテアに似た美しいブルーの花が次々と開花しています。


公園だより | 更新日:2010.10.29

【開花情報】一生に一度だけ花が咲くフルクラエアが満開 |開花時期10月(2010年)

一生に一度だけ花が咲くフルクラエアが満開で見頃を迎えています。
アトリウム内右手の階段をあがったところで天井を見上げて下さい。
幼苗から育てて約12年をかけて2m四方の株となり、7mの花茎の先に数えきれないほどの花が咲きました。


★ 満開のフルクラエア・フォエティダ‘メディオピクタ’Furcraea foetida ‘Mediopicta’



★ 花茎の途中から木子が生まれています。
種子は作らずに多数の幼植物がうまれ、親株は枯死し一生を終えます。



★ ニンニクカズラ Mansoa alliacea
ノウゼンカズラ科 熱帯アメリカ原産のつる植物
花は良い香りがします。名前の通り、花以外はニンニクのニオイがします。
プランター栽培でコミュニティ広場にて展示しております。



★ アマランサス‘オータム パレット’ Amaranthus ‘Autumn palette’
ヒユ科の園芸品種
コミュニティ広場を飾る、アマランサスも夜温が下がり事により、色づいて秋の気配になりました。



★ アリストロキア・トリカウダタ   Aristolochia tricaudata
ウマノスズクサ科
メキシコ原産の小低木
宇宙人?ではありません。アリストロキアというれっきとした花です。
ウマノスズクサ科の花特有の茶褐色系統の奇抜な形をしています。
挿し木で育成した2年目の株でまだ30cmほどです。アトリウムにて鉢展示しております。

公園だより | 更新日:2010.10.22

【開花情報】アサギマダラ来訪 |開花時期10月(2010年)

待ちに待ったアサギマダラが秋の七草園のフジバカマにやって来ました。


★ アサギマダラ
沖縄や種子島から海を越え渡りをする蝶として知られる「アサギマダラ」です。
光を透かして見る羽根の色が水色(浅葱)のマダラチョウという意味ですが、その美しさには魅了されます。
夏は伊吹山や比良山でヨツバヒヨドリなどを吸蜜し、10月になるとふもとに降り立ちフジバカマの蜜を吸います。
秋の七草園でゆったりと優雅に舞う蝶の姿が見受けられます。

※  10月13日 1頭のアサギマダラがやって来ました。 
   10月14日 9頭のアサギマダラがやって来ました。



★ ネコノヒゲ紫花 Orthosiphon aristatus
シソ科
インドから東南アジアに分布する多年草
コミュニティ広場の噴水をバックに



★ サルビア・アズレア Salvia azurea var. grandiflora
シソ科  北米原産
淡いブルーの爽やかな空色のサルビア・アズレアが咲き始めました。
レンガの小道や丘の上の花園で開花しています。



★ チャイニーズハットHolmskioldia sanguinea(ホルムショルデア・サングィネア)
クマツヅラ科
ヒマラヤ原産の常緑低木
トロピカルガーデンにて開花しました。
天狗の鼻のようにも見えるのでテングバナとも呼ばれます。
ピンクと紫の花の品種はタヒチアンハットと呼ばれるHolmskioldia tettensis です。
こちらは夏中開花しておりトロピカルガーデンに彩りをそえています。



★ フルクラエア・フォエチィダ‘メディオピクタ’
本日は約80輪ほど開花しています。

公園だより | 更新日:2010.10.13

【開花情報】フルクラエア・フォエチィダ‘メディオピクタ’開花(2010年)

今か今か開花をと待っていましたフルクラエア・フォエチィダ‘メディオピクタ’がついに9日に咲き始めました。
本日は約20輪の開花です。日毎に花がふえていき、長期間花が楽しめることでしょう。


★ フルクラエア・フォエチィダ‘メディオピクタ’開花



★ フルクラエア・フォエチィダ‘メディオピクタ’
花茎は7mほどで天井につかえています。



★ フルクラエア・フォエチィダ‘メディオピクタ’の花
一輪サンプルを採取してみました。
薄い黄緑色の肉厚の花で6本のおしべには黄色い花粉がついていましたが、
写真では茶色になった花粉が2本のみとなってしまいました。

公園だより | 更新日:2010.10.10

【開花情報】金色の絨毯・シュテルンベルギア開花 | 開花時期9月(2010年)

※ ブルーアママリリスが開花したかとのお問い合わせが多くなってまいりました昨今ですが、
残念ながら今年は開花の見込みはありません。
HPトップページの9月の開花に掲載されたものは昨年の開花の様子ですのでご了承下さい。

待望の金色の絨毯・シュテルンベルギア・ルテアがカツラの木の根元で開花しました。今週いっぱいが見頃です。


★ シュテルンベルギア・ルテア  Sternbergia lutea
ヒガンバナ科  
ヨーロッパおよびアジアの地中海沿岸に分布するの球根植物 
カツラの木の落ち葉から漂う甘く香ばしいカラメルのような香りが漂う足元には、
目をみはるようなシュテルンベルギア・ルテアの花が咲き始めました。
春に咲くクロッカスに似た花は本格的な秋の訪れを告げます。
見頃は1週間~10日と思われますのでお早めにご覧下さい。



★ ミズトラノオ  Pogostemon yatabeanus
シソ科    
「紫水虎の尾」とも呼ばれます。ロータス館前の小さなビオトープで開花。
小さなブラシ状の紫の花が咲き始めると秋が来たのだなと思わせます。
湿地に生え地下茎を伸ばし繁殖する多年草。同属でよく似た小型の種に「ミズネコノオ」があります。
こちらは軟弱な一年草で、地下茎はなく、茎はよく分枝し、3~6枚の葉が輪生します。
花穂はミズトラノオに比べるとずっと地味です。
両者ともに、近年、開発や圃場整備などにより激減しており絶滅危惧種に指定されています。



★ トロピカルガーデン
トロピカルガーデンの熱帯植物はよく茂り、ハイビスカスやチャイニーズハットなどが花盛りで見頃です。
エキゾティックでダイナミックな花壇も今月末でお別れです。徐々に秋花壇へと模様替えとなります。



★ ディコリサンドラ・ティルシフロラ Dichorisandra thyrsiflora
ツユクサ科   ブラジル原産
‘ブルージツンジャー’ともよばれ、秋のひとときを飾る魅力的な青い花はアトリウムで咲き始めました。



★ フルクラエア・フォエティダ‘メディオピクタ’Furcraea foetida ‘Mediopicta’
リュウゼツラン科
全体の蕾がふくらんできました。
花茎は6~7mはあると思われますが、先端は天上につかえS字に曲がりくねってしまいました。
花茎の下の方からも花序が伸びてきました。数えきれないほどの花が咲きそうな予感です。
開花の予想は?  後2、3週間? 
当園では初めての開花であり、国内の開花も2,3例で予測困難な状況です。

フルクラエアの花は一生に一度だけの開花です。どんな開花ショーを見せてくれるのでしょう。

公園だより | 更新日:2010.10.06

【開花情報】ヒガンバナ開花 | 開花時期9月(2010年)

開花が遅れていたヒガンバナが八つ橋付近で開花しました。
秋の七草園はフジバカマ、ススキ、シュウメイギク、オオケタデ、が見頃です。
ハギも咲き始まりましたがまだ全体には咲きそろってはおりません。あずまや前のスイフヨウも見頃です。


★ ヒガンバナ Lycoris radiata
ヒガンバナ科
八つ橋付近で咲き始めました。



★ 秋咲きスノーフレーク Leucojum autumnale
ヒガンバナ科
地中海沿岸原産の球根植物
うつむきかげんに咲く、可憐な小さな白い花はコミュニティ広場で皆様をお出迎え。
種小名のオータムナーレは秋に咲く事を意味しています。
葉は花が終わってから出現。



★ アキランサス  Alternanthera ficoidea 
ヒユ科
芝生広場の恒例のアキランサスの幾何学模様は、みずの森の秋の風物詩です。



★ サルビア・レウカンサ Salvia leucantha
シソ科
芝生広場から眺める群生地は西から黄色に染まり、
湖に接する縁の緑までの雄大なグラディーションは夏の花とは異なる風情があります。
左手にあるウツクシマツ付近にあるサルビア・レウカンサ越しに群生地を入れてみました。



★ ヒシモドキの実  Trapella sinensis
ヒシモドキ科の1年草
夏の間、花影の池で紫の小さな可憐な花を咲かせていたヒシモドキに実ができました。
水草からアメンボが生まれた?素晴らしい自然の造形です。
花影の池の傍でじっと観察していると水面下にひそんでいるヒシモドキの実が見えてきます。
かつては水田雑草でしたが、いまや絶滅危惧種となってしまいました。

公園だより | 更新日:2010.10.01
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