【開花情報】トチカガミが咲きました(2005年9月)
★トチカガミが咲きました。(鼈鏡)
トチカガミ科 Hydorocaris dubia
本州以南の湖沼、ため池、水路、などに群生します。
9月に入ると白い3cmほどの可憐な花が水面に浮かぶ、浮遊性の水草です。
花は一日花で、雄花と雌花があります。葉の裏には気嚢があり、ふくれているのが特徴です。
名前の由来はトチ・鼈(すっぽん)の鏡の意味です。
教材園にてご覧いただけます。
★ オニバスが咲いています。
スイレン科
1株に2個ほど咲いていますが、花は3~4日咲きます。毎日花があがるわけではありません。
★ミズカンナの一種
クズウコン科 Thalia geniculata
花影の池にダイナミックな景観をそえる、
大型の水生植物で3~4mの高さで枝垂れる薄紫色の花穂が風にゆれています。
本種は亜熱帯原産で多少寒さに弱く、
北米原産の一般にミズカンナと称されている耐寒性のあるThalia dealbataとは花の形状が異なります。
熱帯原産の美しい赤軸の品種も花影の池にてご覧いただけます。
★ミズカンナの花穂
★秋咲きスノーフレーク
【開花情報】ギガンテア・ネオロセア、イエライシャン(2005年9月)
空が澄み、琵琶湖の向うに比良の山々もくっきりと臨める季節となりました。
花影の池も秋のよそおいになりつつありますが、
まだ、パラグアイオニバス、スイレン・ギガンテア、ミズカンナ等が咲きほこっています。
★ スイレン・ギガンテアとパラグアイオニバス
花影の池に浮かぶ、ギガンテア3種
上部左手のピンクはスイレン・ギガンテア・ネオロセア、
上部真ん中の白色はギガンテア‘ハドソニア’、中段紫色はブルーギガンテア、
下方に広がるのはパラグアイオニバスです。
★ スイレン・ギガンテア・変種ネオロセア
みずの森のゲートを入ると、信楽焼きのスイレン鉢に咲くピンクのネオロセアが出迎えてくれます。
眠れるみずの森の美女は日ごとに美しさを増しています。
朝夕の気温の変化が美しい色あいを演出しているようです。
花影の池でも見られます。
★ イエライシャン(夜来香)
ガガイモ科のツル性多年草。原産地 中国南部からインド。
栽培の中心地はベトナム、タイ、シンガポール。
熱帯の強い日照と高い気温を好みます。花は筒状の先が5烈裂した星型で、黄緑色をしており、
一つの花の大きさは約2.5cmで派手な印象はなく目立たない花です。
強い芳香を昼・夜共に放出します。バラ(香成分ゲラニオール)とスミレ(香成分βイオノン)のような香が遠くまで漂います。
1985年東京都神代植物公園にて日本で初めて公開され話題をよびました。山口淑子(李香蘭)の『夜来香』の歌で有名です。アトリウムにて鉢で展示しております。
★ハギのトンネル
秋の七草園のハギも徐々に見頃を迎えています。
ススキの叢の手前からあずまやに通じるハギのトンネルにも花が咲き始めました。
★ヤブランの絨毯
湖よりの山の小道は紫色のヤブランの花のさかりで絨毯を敷きつめたようです。
【開花情報】タコノアシ、トウテイラン(2005年9月)
★ただいま、ミズアオイが見頃です。
★白いクルクマとスタンディングバスケットのポーチュラカ、ヘミグラフィス
ゲートを入って、すぐのコミュニティ広場です。
★タコノアシ
タコノアシ科
湿生植物で絶滅危惧2種に分類される。
コミュニティ広場で鉢で展示しています。
秋の七草園のオミナエシ、フジバカマ、オオケタデ
★ オオケタデ
タデ科
中国南部、東南アジア原産の背丈を超える大型のタデ
★ 丘の上の花園
中央は涼やかなブルーのトウテイラン(洞庭藍)
ゴマノハグサ科
中国の洞庭湖の水のようなるり色の花の色から名づけられた。
その美しさにより江戸時代は園芸植物として栽培された。
近畿、中国地方の日本海側に分布する多年草。開発や採取により著しく減少、絶滅危惧2類。
手前はカラミンサ、奥はハクチョウソウ(白蝶草)
左手はノゲイトウ