習志野市×ブリスベン市湿地交流報告

 9月20日~23日、オーストラリア・ブリスベン市のブーンドル湿地環境センターのスタッフとクィーンズランド渉禽類研究会の皆さんが観察センターを訪問し、多くの関係者と交流を深めました。
 9月20日の朝、まずは谷津干潟公園で採れたハチミツを使ったウェルカムドリンクでお迎え。そして館内をご案内し、レンジャーによる市内向山小学校6年生の団体対応を見学してもらいました。午後は、ラムサール条約登録湿地の葛西海浜公園でバードウォッチング。メダイチドリやダイシャクシギが間近に見られ堪能してもらいました。
 2日目は、「湿地交流フォーラム」を開催!ブーンドル湿地環境センターのリニューアル情報やクィーンズランド州におけるシギ・チドリ類の保全活動、キアシシギの標識調査の報告をしていただきました。日本で標識を付けたキアシシギが意外と多くブリスベンで確認されており、日本とオーストラリアとのつながりを深く感じました。習志野市側も谷津干潟の保全活動や最近のシギ・チドリ類の飛来数が減少傾向にあることを報告し、お互いの湿地の保全活動を共有しました。そして午後は、宮本泰介習志野市長と湿地交流20周年記念碑の前で記念撮影。その後は、芝生広場でバーベキューや花炭体験などを行いリラックスしながら楽しんでもらいました。
 3日目は、観察センターのボランティア活動を体験。まずはオオヨシキリグループの皆さんと東南アジアから飛来し淡水池のヨシ原で子育てを行う小鳥「オオヨシキリ」の営巣調査に参加。残念ながら営巣後の巣の跡は見つかりませんでしたが、胴長を着用し淡水池の中を歩く体験は思い出になったことと思います。そしてカービンググループの皆さんの指導のもと鳥のブローチづくりを楽しんでもらいました。午後は、ブーンドル湿地環境センタースタッフによる「ブーメランペイント」と「ブッシュフードの試食」のワークショップを開催。来館者の皆さんに、ブーメランにアボリジニのシンボルをペイントしてもらったり、オーストラリアの純粋ハチミツやオーストラリア原産の果物のジャムを味わっていただきました。ワークショップを通して来館者の方に湿地交流のことをPRできたかと思います。夕方からは訪問団の皆さんと習志野市職員、観察センタースタッフなどの関係者が集まり、湿地交流をより良く継続するための意見交換を行いました。環境省の湿地保全専門官の市川智子さんをお招きしファシリテーターと通訳を担っていただき、これからの湿地交流について色々なアイデアを共有することができました。1998年から継続してきた湿地交流をさらに発展させていくにはどうしていったらいいか真剣に話し合えたことは意義のあることでした。
 そして、最終日の4日目。訪問団の皆さんは朝から一般参加者約80名と一緒に谷津干潟のごみ拾いを行いました。多くのプラスチックゴミに皆さん大変驚いていました。私たち日本人はもっとゴミを出さないようにしなければならないと痛感しました。午後は、谷津干潟ジュニアレンジャーの案内でジュニアレンジャープログラムを体験し、最後に子どもたちから訪問団ひとりひとりに修了証が贈呈されました。言葉は片言でも訪問団の皆さんが優しく接してくれ、子供たちの明るさと元気いっぱいのエネルギーで笑いが絶えない交流となりました。そしてフィナーレはさよならパーティ。料理は出席していただいた日本側40名の皆さんの手作り料理とお菓子や果物を持ち寄り、日本の家庭料理でおもてなししました。豚汁や餃子、卵焼きや伊達巻、稲荷ずしや海苔巻き、鳥の南蛮漬けや冬瓜の煮物、枝豆や豆腐、お好み焼きやたこ焼き・・・。そして納豆や梅干しもチャレンジしてもらいました。
 長いようで短かった4日間の湿地交流。ブリスベン市関係者の皆さんとの間柄がますます深まったと思います。湿地交流は、渡り鳥を守るため、湿地を守るため、そして私たちを含む地球を守るためにやらなければならないことがたくさんあることを気づかせてくれます。この交流をつなげてくれた渡り鳥、シギ・チドリ類たちに感謝です。そして、オーストラリア・ブリスベン市から来られた11名の皆さんと4日間の交流を支えてくれた皆さんに御礼申し上げます。今後も交流を楽しみましょう!















観察センターからのお知らせ | 更新日:2019.10.03
ページの先頭へ戻る