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2021.11/25(月)

茶室だより

炉(ろ)は、畳の下に備え付けられている小さな囲炉裏です。 ここでお湯を沸かしお茶をたてます。古くから炉を開ける日は、火を鎮めると言われる亥の子の日でした。昔の木造の家で、土間ではなく畳の上に火を持ち込むというのは大変勇気のいること。そのため、炉を開ける時には火を鎮めるための習わしがいろいろとあったようです。今でもこたつや火鉢をこの日に出すというお家もあると思います。ちなみに今年の亥の子の日は11月11日でした。

お茶では開炉を祝ってお善哉を頂きます。古来より赤い色は魔を祓う色で、小豆は魔除けとして用いられてきました。五穀豊穣も意味するので、炉開きに大変ふさわしいものとされています。

夕照庵でもお善哉が始まりました。ぜひ、お立ち寄りください。