”秋の渡り”1番乗りはメダイチドリ!
シベリアなどの北国で子育てを終えたシギ・チドリが
越冬地を目指して移動する「秋の渡り」シーズンが到来しました。
メダイチドリは2年連続、1番乗り。
しかも昨年と同じ7月10日に飛来したので驚きです。
次はどんなシギ・チドリが渡って来るのか楽しみです。
大きいかに~?!
今朝、センター周辺で見つけたクロベンケイガニは、
甲羅のはば約4センチのビックサイズ。
スタッフのスマートフォン(長さ約12センチ)と同じくらいの大きさでした。
大きなはさみで持ち上げてしまいそうなほどです。
ピンク色の小さなお花
公園内のベンチの脇にひっそりと咲いていた小さな花。
ヨーロッパ原産のリンドウ科〝ハナハマセンブリ〟という帰化植物です。
由来は定かではありませんが、観賞用に持ち込まれた植物なのかもしれません。
直径1㎝程度の小さな花で、はっきりとしたピンク色がとても目立ちます。
今朝の”収穫”第2弾!
カニカニカニカニ・・・。
7月2日にカニの館内侵入のお知らせをお伝えした後、カニの侵入口のひとつである玄関ドアの隙間を埋めたところ
前回の70匹に比べ本日は50匹でした。
隙間が狭くなった分、小さいサイズのカニ達が入ってきてしまったようです。
朝からスタッフは観察フロアやトイレ、事務所などを横歩きでうろうろするカニ達の捕獲に追われました。
まだ”隙”があるようです・・・。
この夏は干潟の貝で風鈴づくり!
館内プログラム「季節のあ~と」は小さなお子さまから気軽に楽しめる工作イベント。
7月のテーマは「すずやか♪貝がら風りん」です。
貝がらにひもやビーズを通したり、短冊に好きな絵を描いて完成!
ちなみに貝がらは谷津干潟のマガキやホンビノスガイ、オオノガイなどをつかっています。
優しい音色の貝がら風鈴で涼しく過ごしてみませんか。
●7月の季節のあ~と「すずやか♪貝がら風りん」
開催日:土・日・祝日14時30分~15時10分
受 付:開始5分前
定 員:20名
参加費:無料(入館料が必要)
「ちょっと、しゃがんでみたら・・・」シリーズ(その1)
〜ムラサキシジミ&アシナガバエ編〜
目の先の木に、青い羽をもつチョウがとまっていました。
ムラサキシジミです。
そっと見ると、羽を開いたり閉じたりしています。青の模様の形からメスとわかります。そして、とまった木は、食草であるウバメガシ(ブナ科)。
卵を産みに来たのでしょうか。葉っぱをなめるように観察してみたのですが、残念ながら卵は見つかりませんでした。
そして、じーっと葉っぱを見ていると、体がメタリックグリーンで羽がシャボン玉のような虹色に輝く、全長5ミリほどの小さなハエが葉にとまっているのに気づきました。それも複数いました。調べてみると、どうやらアシナガバエの仲間のようです。
(写真をよく見ると、カメラマンの姿が鏡面光沢のハエの背面に映り込んでいます!)
しゃがんで目をこらさないと、見えない自然や生きものがあるんだなと、改めて感じました。
この企画を、できればシリーズにしたいと思います。(笑)
トマト?ゆでダコ?
谷津干潟の遊歩道でたくさんの実をつけているハマナス。
緑色や黄色や熟して赤くなっているものまで、色だけにいろいろとあって、
とてもカラフルです。
しかも、赤く熟している実の見方をかえれば、
トマトのようにもゆでダコのようにも見えて、とてもおいしそう。
暖色とおなかの空き具合で、見え方が変わるのでしょうか!?
葛西臨海公園鳥類園のトビハゼ調査に参加しました
トビハゼ保全施設連絡会※に参加するメンバー(葛西臨海公園鳥類園・水族園・谷津干潟自然観察センターのスタッフ)で、葛西臨海公園・鳥類園の下の池でトビハゼ巣穴調査の予備調査を行いました。
トビハゼは、環境省の汽水・淡水魚類レッドリストで「準絶滅危惧種」に指定され、全国でも希少な干潟特有の魚です。
東京湾は、トビハゼの国内生息地の北限で、1999年の同レッドリストでは「絶滅のおそれのある地域個体群」に指定されています。
今回は大雨の中、トビハゼの活動も鈍るため巣穴の確認は困難でしたが、数箇所で確認でき、トビハゼそのものも確認できました。
なお、調査地は保護区となっているため、立ち入りは制限されています。今回の調査は許可を得て行ったものです。
※トビハゼ保全施設連絡会
以下の施設や団体が、東京湾の干潟(葛西海浜公園東渚、江戸川放水路、荒川、行徳鳥獣保護区、東京港野鳥公園、多摩川河口、谷津干潟)に生息するトビハゼについて情報交換をしています。
メンバー:公益財団法人東京動物園協会 葛西臨海水族園、葛西臨海公園鳥類園、市川市立市川自然博物館、浦安市郷土博物館、NPO法人行徳野鳥観察舎友の会、公益財団法人日本野鳥の会、谷津干潟自然観察センター、鹿島建設株式会社
習志野市民カレッジ「谷津干潟・地域と関わる②」
7月2日、谷津干潟で繁茂するアオサを、肥料として活用する実験のために花のプランター設置作業を行いました。
前回、班ごとにアオサの施肥の仕方(アオサ漉き込む・アオサを土壌表面に置く、塩付きのアオサ、水洗いしたアオサ、生のアオサなど)、土壌の条件(普通の土・培養土)など対照実験の計画を考えていただいたので、それぞれで作業を進めました。
皆さん、花植えがとても楽しかったようです。ワイワイと賑やかに作業しました。最後にプランターを並べ、アオサ肥料実験中の看板を立てました。
講師から、「水やりに来られる際は、散歩等で通りがかった人に実験や谷津干潟のこと、アオサについてお話ししてみてください」と受講生の皆さんに呼びかけました。プランターは、観察センター前の芝生広場に設置したので、皆さんもぜひ経過をごらんください。
次回は、1ヶ月後にみんなで集まり、実験の経過を観察します。とても楽しみです!
今後も、谷津干潟を守るには私たちがどうか関われば良いのか、楽しみながら“学び”を深め、“実践”と交差していく場をこれから充実していきたいと思います!
公園のそっくりさん?
午前中の強い雨が止んだあと、
倉庫の壁を数匹のカタツムリが歩いていました。
その中の一匹をよく見ると、複雑な色合いとうずまき模様がなんとも美しく、干潟の巻貝「キサゴ」に似ているなぁと思いました。
カタツムリは陸上の貝であることを改めて感じた出来事でした。

キサゴの貝殻