ヨーロッパトウネン
ここ最近は、満潮になると、サギの仲間やカワウが観察センターの前にずらっと集まって大変賑やかです。
シギやチドリでは、キアシシギやコチドリなどが観察センターの正面でよく見られます。昨日は、シギの仲間のトウネンが45羽ほど集まったのですが、そのなかにヨーロッパトウネンが1羽だけいました。
「カワウの現地リポート」
みなさん、いかがお過ごしですか?
昨日は、隣の千葉市で38.5℃と統計開始以来、最高の気温を記録しました。
わたくしも、灼熱の谷津干潟で、まるで修行僧のように暑さと戦ってまいりました(ただ水辺なので、コンクリやアスファルトでできた街より涼しいです)。
本日は「立秋」です。昨日より涼しいのでありがたいです。
では、皆さん、お元気で・・・。
1~3歳児とその保護者向けイベント「谷津干潟たまごくらぶ」を行いました♪
まずは公園の小川を目指して探検開始!
いつもは何気なく歩く遊歩道も、じっくり見ると、カラスの羽やセミの幼虫の出た穴、枝先のアオムシなど色々な発見がありました。
小川では足の生え始めたカエルや小さなカニ、巨大ミミズなどと出会い、親子で「やわらかいね」「動くの早いね」など生きものとのふれあいを楽しみました♪
次回は9月4日(金)「草むらガサガサ、バッタがピョーン!」です。
皆さまのご参加をお待ちしています。
習志野市民カレッジ〝谷津干潟コース〟第5回目「谷津干潟・地域と関わる③」
谷津干潟で繁茂するアオサを、花の肥料として活用する実験を7月の初めに開始してから1ヶ月が過ぎました。
本日は、受講生の皆さんと一緒に実験の結果を検証しました。
班ごとに、施肥直後のプランターの写真と現在の状態を比較したところ、5つ班のうち、4つの班が「肥料効果が認められる」という判定をしました。花・葉の色や大きさ、数などから明確に差がついたプランターがありました。
また、自主的にアオサを持ち帰り実験を試みた方が9名もいらっしゃいました。
なお、この実験を続けるためにほぼ毎日水やりに来られた方が2名いらっしゃいました。暑い日が続く中、大変ありがたいことでした。ありがとうございました!
さて、今回のアオサの実験では、約30名の方々が実践に参加し、効果を確かめることができました。谷津干潟の話題が、関わった皆さんから発信・拡散していくことでしょう!
今後も、谷津干潟を守るには私たちがどうか関われば良いのか、楽しみながら“学び”を深め、“実践”と交差していく場をこれから充実していきたいと思います!
〝谷津干潟のカニ展〟で、ベビーが誕生!
夏休み中に行っている、谷津干潟のカニの水槽展示。
展示期間中に脱皮を繰り返しすくすく大きくなっていく姿など、カニの日々の変化を楽しむことができます。
そしてなんと、放仔(カニのお産)するカニまで出てきました!
7月25日にカクベンケイガニが卵を抱えているのを発見し見守っていたところ、今日の朝、水の中を1mmにも満たないゾエア幼生(カニの赤ちゃん)がうじゃうじゃと動いていました!
貴重な命なので今日中にほとんどのゾエア幼生を干潟に戻しますが、少しだけ水槽に残し、飼育に挑戦します。
どのように大きくなっていくか楽しみです。
黄色のリングを付けたカワウ
昨日、観察センターの前の浜に黄色いリングを付けたカワウを3羽確認しました。
カワウ標識調査グループ(JCBG)に問い合わせたところ、すべて行徳鳥獣保護区でリングを付けたことがわかりました。
行徳から谷津干潟まで直線距離で約8キロ。
さて、この3羽。今日も谷津干潟に来ているかな?
●CA8
2014年5月14日に行徳鳥獣保護区でリングを装着。447日目。1年3か月目で確認。
羽の色が白いのでまだ幼鳥です。
●53C
2010年2月22日に行徳鳥獣保護区でリングを装着。1989日目。5年4か月目で確認。
●5E6
2007年4月26日に行徳鳥獣保護区で約20日目のヒナの時にリングを装着。3032日目。8年3か月目で確認。
最高気温が約36℃を記録した一昨日の8月2日(日)のこと。
珍しく、オオセグロカモメが谷津干潟で見られました。
谷津干潟では、冬にセグロカモメが見られることはありますが、夏の盛りには、ウミネコ以外のカモメは見られません。
東北地方より北で繁殖する鳥が、なぜ谷津干潟に来たのでしょうね?
暑そうな表情が哀れでした・・・。
キアシシギ、集合!
本日、満潮の8時半ごろ、観察センターの前の浜にキアシシギの群れ60羽が飛んできました。
カワウ、サギ、セイタカシギ、アオアシシギ、カルガモの混ざり、潮が引くまで休憩です。
オオソリハシシギがやってきました!
昨日、1羽のオオソリハシシギが今シーズン初めて確認されました。今日は、2羽が観察センターの前にいます。
昨年より1週間遅い確認ですが、一昨年は今年と同じ8月1日が初認でした。
しばらく谷津干潟に滞在し、オーストラリアやニュージーランドに向けて渡っていくのでしょう。
谷津干潟は、わずか40haほどしかありませんが、渡り鳥の命を支えています!
いくらなんでも太すぎ!お化けタカサゴユリ
谷津干潟沿いの遊歩道で太い茎のタカサゴユリを見つけました。
太さは約4㎝!つぼみの数は、なんと50個以上もついていました!
どうしてこんなになっているのか不思議です。
なお、タカサゴユリは大正時代に観賞用として日本に持ち込まれた外来種。
日本原産のテッポウユリとの交雑種が確認され問題になっています。
白くてきれいな花を咲かせるだけに駆除されにくいようです。
花が咲く前に駆除するのがいいのかもしれません。
写真左は普通サイズ、写真右はビックサイズ!写真下は開花した花です。