今年の夏もインターン生、大活躍!!
観察センターでは夏休み期間、地元の日本大学生産工学部と東邦大学のインターンシップを受入れ、学生の学びを支援しています。
実習では「来館者の個別案内」を主に、淡水池の環境管理、団体案内など様々な世代の人と関わりながら、観察センターの役割を学ぶとともに、自分自身を見つめ直す時間になりました。
日本大学生産工学部の実習は10日間。
実習を終えたインターン生からは
「来館者案内では話題を広げて、楽しかったと思ってもらえるような案内ができた。周りの状況を見る力をつけたい」
「色々な世代と交流できた。どんな仕事についても人とのつながりを大事にしていきたいと感じた」



後半の東邦大学は5日間。
「最終日、自分から話しかけることができた。案内した子どもの笑顔が嬉しかった。自分でもできるという自信がついた。もっとコミュニケーション力をつけたい」
「谷津干潟が地域の人に愛されているのを感じ、観察センターは色々な人に支えられていることを知った」
などの感想ありました。


日に日に成長し変わっていくインターン生の姿に、谷津干潟という街の中にある自然や観察センターを活かした人材育成の可能性に手ごたえを感じることができました。
秋には日本獣医生命大学、千葉大学のインターンシップの受入を予定しています。
コアオアシシギ参上!
干潟で採食したあと、潮が満ちてきた頃センター前の浜辺にやってきました。
アオアシシギ(写真左)とは一文字違いの名前ですが、大きさがずいぶん違いますね。
今年も来た!『C6』キアシシギ
青いフラッグに『C6』と刻まれたキアシシギが今年も谷津干潟に来ています。このフラッグは渡りのルートを調べるために2011年9月5日に谷津干潟で付けられたものです。
このキアシシギの記録をたどってみると毎年春と秋に谷津干潟に飛来していることがわかりました。
(2012年8月25日、2013年5月14日、8月3日、2014年8月1日、2015年8月2日、2016年5月8日、7月30日)
また、年齢は標識を付けた時は成長との記録から、今は6歳以上です。
そして、観察記録から今年は約一か月谷津干潟及び周辺に滞在していることがわかりました!
池の環境管理 とったぞー!アカウキクサ
観察センターに隣接する池に、赤い色の浮草が増えています。
今日は、谷津干潟保全に関心を持つ高校生と大学生たちのグループ、「谷津干潟ユース」が、この”アカウキクサ”を取り除く活動を行いました。
メンバーは、広がったアカウキクサを一か所に集め、それをごそっとすくって陸に何回も何回も運びました。
照りつける陽ざしと池のぬかるみでの作業は体力も消耗しますが、パワーのあるメンバーで水の表面が見える状態まで除去することができました。
まだまだアカウキクサは池に残っていますが、水の中の生きものや水鳥にとってすみやすい環境に近づくことができました!
本日も樹液バーは開店しています!
台風7号が過ぎった朝、黒と白のオシャレな羽を持つゴマダラチョウがコナラの樹液を吸いに来ていました。
昨夜の嵐の間は公園内のどこかで必死に耐え忍んでいたでしょうから、樹液をたくさん吸って体力をつけ、今年の夏を乗り切ってほしいですね。
白い妖精-アブラゼミ
昨日の朝8時ごろ、谷津干潟公園センターゾーンで見つけました。朝方の脱皮は珍しいです。
それにしても、翅の青い脈が見事です。
この後、少しずつ茶色くなって、午後2時過ぎに飛んで行きました。
2羽で生まれて初めての大旅行!
8月14日、夕方の満潮時に観察センターの前の浜にオバシギの幼鳥2羽が見られました。黒い羽の縁が白く浮き出て、幼鳥ながら渋い美しさです。
2羽は寄り添うように歩きながら浜で採食していました。
オバシギたちは、シベリアの北極圏で生まれ、これから越冬地の東南アジアやオーストラリアまで渡っていきます。…
無事に越冬地に着くといいですね。
鳥獣戯画の世界?
センターゾーン西側の門の水道に“クールスポット”が!
ここで毎日、水浴をするカエルとカニがいます。
まるで、公衆浴場のような雰囲気。 …
カエルは涼しげな顔してすましています・・・
カエルとカニ 仲良く水浴び 涼しいな




特別講師イベント「身近なハンタークモの講演会・観察会」を行いました!
本日、日本蜘蛛学会会員でクモの専門家である新井浩司さんをお招きして、身近にいるクモの生態や魅力をお話ししていただきました。
講演会の後は、参加者の皆さんとセンターゾーンや駐車場を散策し、絶滅危惧種のトタテグモやトンボを捕えたナガコガネグモなど、色々な種類のクモの観察を楽しみました。
参加した方からは
「クモが好きな人が増えるといいな」
「もっと色々なクモを見てみたい!」などの感想がありました。



ただ今、工事中ぅ〜!
都会のキツツキ、コゲラが枯れ木に巣穴を掘っていました。