南半球オーストラリア・ブリズベンの皆さんと交流してきました!
湿地交流の一環で10月21日~25日、観察センタースタッフ、ボランティア、ジュニアレンジャー7名がブリズベン訪問しました。
ブーンドル湿地は1,200ヘクタールで谷津干潟の30倍!!
広大なユーカリ林やマングローブ、湿原や干潟など多様な自然環境があります。
ブリズベン市職員と湿地センターボランティア、クイーンズランド渉禽類研究会の皆さんの案内で、野鳥をはじめ、カンガルーやコアラ、ヘビやカエル、カニなどたくさんの生きものと出会い、オーストラリアの自然の豊かさを肌で感じることができました。
また、お互いの湿地や施設の取り組みを紹介をし合ったり、ブーンドル湿地環境センター20周年記念イベントでは鳥の紙ひこうき作りのイベント、バンディング調査見学、干潟の生きもの調査体験なども行いました。
10~3月の期間、シギ・チドリは冬越しのためオーストラリアに渡っています。
今回の訪問で満潮時、海岸沿いで休息する数千ものオオソリハシシギやトウネンの姿を見て、谷津干潟から渡ってきたのもいるのかなぁ・・・と想いを馳せながら、渡り鳥のたくましさや湿地の大切さを感じました。
今後も両湿地の保全のため、情報交換や交流を続けていきたいと思います。
2月の世界湿地の日に合わせて、オーストラリア訪問の報告会も行う予定です!お楽しみに!
ブーンドル湿地環境センターの皆さんと
越冬地のオオソリハシシギの大群
野生のカンガルー
リンダさん家で見つけた野生のコアラ。ユーカリの木の高いところにいました。
谷津干潟のプレゼンテーションも英語で挑戦!
鳥の紙ひこうき作りは好評でした。
クイーンズランド渉禽類研究会の皆さんのバンディング調査見学。フラッグをつけたキアシシギを放しました。
干潟の生きもの調査体験。スナモグリやゴカイを見つけました。
広大なナッジビーチ
マングローブの観察。なめるとしょっぱいです。
3つのラムサール湿地の子どもたちが谷津干潟に集合!
谷津干潟と同じくラムサール登録湿地の藤前干潟(名古屋市)と韓国のウポ沼(昌原市)。
互いのビジターセンターを拠点に交流していることから3つの湿地の子どもたちの交流会が行われ、谷津干潟からはジュニアレンジャーSTEP3・リーダー計17名が参加しました。
まずは観察センターの若手ボランティアの進行のもと、ジェスチャーゲームで仲間づくり。
初めは同じ湿地の子同士で固まっていたのが次第に打ち解け、クラゲやゴカイなど生きものの物真似に会場は笑顔に包まれました。
午後はグループごとの生きもの観察と各湿地の活動発表。
ウポ沼ではトキと共生できる田んぼ作りを行っている事、藤前干潟は谷津干潟と同じく市民運動で守られたこと等を学びました。
終了後、ジュニアレンジャーからは、
「初めは韓国の人の言っていることがわからなかったけど、段々仲良くなれてとてもうれしかった」
「韓国の人に谷津干潟の生きものの名前を教えてあげられた」
「他の湿地はどこも谷津干潟より広く、谷津干潟とは違う生きものがいて驚いた」
などの感想がありました。
同じラムサール湿地でも環境や活動に違いがあること、地域や国を越えて仲間になれることを感じ取ってくれたようです。
第27期ボランティア入門講座が修了しました!
5回シリーズのボランティア入門講座。
大学生やジュニアレンジャーのお母さん、地元にお住いの方など様々な年代の11名が集まり、5月にスタートしました。
10月30日は最終回「お客さんを案内しよう!」がテーマ。
レンジャーから来館者の個別案内の意義や心がまえなどレクチャーを受けた後、フロアで案内に挑戦しました。
案内のふりかえりでは、
「話しかけるタイミングが難しかった」
「案内した時にお客さんの笑顔が見られて嬉しい」
「観察センター周辺の情報を知ることも必要」
など、それぞれ手ごたえを感じたようでした。
講座の最後に、一人ひとりこれからのボランティア活動へ向けて発表しました。
「干潟周辺の銘板のメンテナンスをしてみたい」
「自然観察はおもしろいということを谷津干潟に初めてきた人に伝えたい」
と皆さんの谷津干潟への熱い想いが伝わってきました。
観察センターを盛り上げる新たなボランティアとして活躍が楽しみです!!
ユリカモメ、今シーズン初の確認!
1羽で水路沿いの杭の上にいました。
昨年は10月6日が初確認でした。
※写真は常連のお客様に提供頂きました。
湿地交流、シギ・チドリの越冬地へ出発!
習志野市は豪州ブリズベン市と湿地の保全と渡り鳥の保護を目的に湿地提携を結んでおり、毎年互いの湿地を訪問し交流を重ねています。
昨夜、観察センタースタッフとセンターボランティアとその家族、中学生のジュニアレンジャー7名が成田から出発しました。
訪問期間は21日から24日までの4日間。主な交流内容はブリズベン市にある湿地ビジターセンターの見学とシギ・チドリの越冬地などの訪問。そして今回の交流のメインとなるブーンドル湿地環境センターの設立20周年記念イベントで、谷津干潟でお馴染みの鳥の紙飛行機づくりを行います。さて、オーストラリアの子ども達は喜んでくれるでしょうか?
今後の報告をお楽しみに!
すくすく育て!「谷津っ子」たち
地元・谷津公民館の連続子育て講座「幼児家庭教育学級」の「自然とふれあおう」。
レンジャーの案内で、24組の親子と谷津干潟公園で自然あそびや生きもの探しをしました。
最初に「今日はこのどんぐりを探してね」と4種のどんぐりを紹介。
公園を歩いていくと「どんぐりあった!」「さっき言ってた、しましま帽子のどんぐりだね」とさっそくどんぐり拾い。
拾ったどんぐりは、お家で作ってきたどんぐり入れに入れます。
芝生広場ではカマキリを恐る恐るさわったり、バッタのあとを追いかけたりと生きものとの出会いも楽しみました。
お散歩のあとは拾ったどんぐりを一つ一つ確かめると、中にはゾウムシの幼虫が入っているものも!
幼虫がどんぐりを食べた痕に「へぇ~」と感心するお母さんや、どんぐりを割るのに夢中になる子もいました。
最後はどんぐりのマラカスを作り、「どんぐりコロコロ♪」の演奏で楽しいお散歩はおしまい。
これからも地元の子どもたちの育ちを、谷津干潟公園の自然との出会いをとおしてお手伝いしていけたらと思います!
シマアジの次は、クロダイ?
谷津干潟を泳ぐクロダイとおぼしき魚。
昨日14時頃に撮影した写真を常連のお客さまに提供していただきました。
先日の16日に、谷津干潟で環境省主催の魚類調査イベントが行われたばかりですが、東京湾とつながる谷津干潟は色々な魚がやってきます!
カモの仲間、シマアジが淡水池に来ました
そう、魚じゃありません。(笑)
よく似たコガモの群れの中に1羽いました。
口ばしが真っ黒でコガモに比べると大ぶりですね。
羽の特徴は、繁殖羽のオスは特徴がはっきりわかるのですが、繁殖羽のエクリプズ(非繁殖羽)のオスやメスは非常に地味で、見分けるのが難しいです。
子どもに大人気!干潟の生きもののおもちゃを作ってます
観察センターボランティアグループ「トイズファクトリー」は館内にある子ども向けのおもちゃを企画制作しています。
今日は館内プログラムでおなじみの「ソロモンの指環」の劇で使用する王様の王冠も新たに作製。
居合わせたボランティアのソロモンメンバーにかぶり心地を試してもらいました。
また、鳥のぬいぐるみや干潟つりぼりの補修など、針でちくちく手仕事をしました。
手作りのおもちゃがたくさんある、館内のキッズコーナーは小さなお子様連れの方ものんびり楽しめます。
ぜひ遊びにいらしてください。
干潟の生きもの調査を行いました!
寒さが増した10月10日、ジュニアレンジャーリーダー・STEP3による秋の干潟の生きもの調査に中学生リーダー5人をふくめた12人が参加しました。
15分間の表面調査ではカニや貝など18種類の生きもの確認。
掘り返し調査では水のあるところの方が生きものの種類が多い結果となりました。
夏の調査で多かったソトオリガイはひとつも見られず、変わりにミズクラゲが数多く見られ、季節の移り変わりを干潟からも感じることができました。
また、メンバーをまとめる中学生やSTEP3新メンバーを優しくサポートするリーダーの姿がかっこよかったです!