再びイソシギの話題
谷津干潟は朝から断続的に強い雨が降り注いでいます。
観察センター前の通称ふにふに池にやってきたイソシギ。
岩の上にとまり、上から落ちてくる雨が気になるのか、しきりに上を見上げていました。
イソシギ
普段は観察センター前の浜によく来るイソシギですが、たまに淡水池の横の草地に来ていることがあります。
草地にいる昆虫を探していたようです。
ミサゴが魚を食べてました
上空を旋回しているなあと思ったら、いつの間にか魚を採って杭の上で食べてました(よく見ると杭に血の跡が!)。
食べごろをむかえたモッコクの実
谷津干潟の遊歩道のモッコクの実が赤くなり始めました。
モッコクの実は塾すると裂けて中から赤色の種が顔を出します。この種を食べようと今朝はキジバトがやってきました。果実は傘のように下を向いているため、キジバトにとってはちょっと食べずらそう・・・。
しばらくするとメジロもやってきました。小さな体のメジロは熟した実の近くの小枝にとまり、種をくちばしでつまみ、いとも簡単に食べていました。
これからどんどん熟していくモッコクの実。どんな野鳥がやってくるか皆さんも観察してみてくださいね。
台風を耐えたキアシシギ「A23」
日本の広範囲に大きな被害をもたらした台風19号。千葉県を通過した直後の10月13日午前にキアシシギ1羽が谷津干潟にいました。
どこでどうやって台風をやり過ごしたのかわかりませんが、強風が残る干潟でカニを捕らえていました。羽の淵に白い点々が見られるので幼鳥のようです。生まれて初めて台風に遭遇したのかもしれませんね。周りに仲間はおらず単独でしたが、無事に渡っていけるといいですね(その後17日にも目撃されています)。
谷津干潟で採れたコチ
昨日(10/16)の魚類調査でコチが採れました。
この時期、谷津干潟でマゴチ(クロゴチ)の幼魚が見られますが、
ふだん見慣れなイネゴチも採れました。
上がマゴチ、下がイネゴチです。
調査のたびに新たな発見があります。
カムチャッカから来たの?
台風が来る前日の10月11日(木)。潮が引き始めた午前10時ごろ、脚に「フラッグ」と呼ばれる、渡りのルートを調べるためのカラーの標識を付けたハマシギがいました。
このハマシギは10月2日から常連のお客様やボランティアの方に目撃されていました。
脚のフラッグは2種類、一つは黒色でもう一つは黄色のように見えます。この組み合わせは、ロシアのカムチャッカで装着されたものかもしれません。ただし、白フラッグは汚れて黄色に見えることもあるので要注意です。山階鳥類研究所の各国各地域のフラッグの凡例http://www.yamashina.or.jp/hp/ashiwa/ashiwa_index.html#11
では、左脚関節上にフラッグを2つ付けるのはカムチャッカのみのようなので間違いないと思います。また、右脚には金属リングがあり、刻印された文字が一部読めます。晴れた日に色々な角度から写真が撮れるとはっきりしたことがわかると思います。ハマシギは冬鳥なので、谷津干潟で越冬する可能性もあるのでチャンスはあるでしょう。もしかすると通過してしまうかもしれませんが。それより、台風のあと無事なのか気になるところです。
ウミツバメ類現る!
昨日は大きな被害をもたらした台風が通過しましたが、その影響か、谷津干潟にウミツバメの仲間が現れました。
満潮の干潟の水面に浮かんでいましたが、北風にあおられ、ひき潮に乗って東側の水路の方に流されていました。弱っているのかと思いきや、翼を広げて体を浮かせると水面を歩くようにキックし、軽く羽ばたいて干潟の中央に向かって移動していました。それを何度も繰り返していました。
さて、このウミツバメの種類ですが、腰の白色部や尾の形の特徴からクロコシジロウミツバメかコシジロウミツバメではないかと思います。
ケラを発見
今日、側溝を清掃していたら、ケラ(おけら)を発見しました。
秋は新天地を求めて新成虫が飛ぶ時期なのだそうです。
飛ぶ姿を見てみたいものです。
カワセミ、連日飛来!
9月に入り、観察頻度が高まっているカワセミ。
今日は2羽見られ、淡水池や観察センター前のフニフニ池を行ったりきたりしていました。
写真は常連のお客様からご提供いただきました。