谷津干潟ジュニアレンジャー卒業式
3月21日、ジュニアレンジャー中学3年生の卒業式を行いました。
卒業生5人を含め26人のジュニアレンジャーSTEP3・リーダーや保護者の方が参加してくれました。
最初にこれまでどんな活動をしてきたのか、スライドで振り返りました。
「顔が幼い~」「あの時楽しかったよね」と写真を見ながら懐かしむ卒業生。
スタッフからのお祝いのメッセージの後、荒尾所長から卒業証書が手渡されました。
高校生や大学生らによる谷津干潟ユースの活動紹介があり、
ジュニアレンジャーを卒業してもまだ色んな活動に挑戦できることを伝えました。
卒業生から後輩達に向け、「仲間とのつながりを大切にしてください」
「これからのジュニアレンジャー活動をたくさん楽しんで!」
「ジュニアレンジャーの先輩として後輩たちに立派な背中を見せてほしい」
など、熱いメッセージとサプライズプレゼント「谷津干潟の野鳥案内BOOK」が送られました。
後輩達はこれからジュニアレンジャーを引っ張っていく決意を新たにし、
卒業生の思いを受け継いで、ジュニアレンジャー活動をこれからも盛り上げていほしいです。
オンラインで交流会
2月14日の日曜日、谷津干潟ジュニアレンジャーの交流会を行いました。交流相手は東京都立水元公園内にある葛飾区水元かわせみの里で活動している子どものボランティア、「カワセミキングス」のみなさんです。
今まではお互いの活動地を行き来していましたが、今年は新型コロナウイルスの影響により、オンラインでの交流会となりました。
画面越しでの対面でしたが、「連想ゲーム」や「色探し」を通じてお互いの場所や自然を伝え合いました。
また、活動を紹介し合う場面ではカワセミキングスの活動を知ることができ、活動中は「水元公園は花が咲いているんだね」と谷津と水元の微妙な季節の違いに気がついたり、「標本ってなんだろう?」と谷津では聞かない言葉に首を傾げたりとたくさん発見がありました。
ふりかえりでは「水元公園の保全活動に参加してみたい」「同じ色でも谷津と水元では違うものが見つかっていた」「オンラインでも谷津干潟の良さを伝えることができた」など多くの刺激を受けたようでした。
中でも「画面越しで伝えるのは難しかったので、実際に会って交流したい」「オンラインじゃなく、直接会ってみたい」といった意見が多く出ていました。
会えない今の状況はもどかしいですが、子ども達が直接対面して交流できる未来が早く来ることを願うばかりです。
ジュニアレンジャーSTEP3・リーダー活動はじまりました!
本日ジュニアレンジャーSTEP3第20期のオリエンテーションを実施し、
新たに8名が仲間入りしました。
レンジャーやジュニアレンジャーリーダーによる活動の心がまえを聞く
新STEP3の態度はとても意欲的で、この時を待ち望んでいたことが伝わりました。
最後にこれからの目標を伝える場面では
「谷津干潟の良さを伝えられるレンジャーになりたい」
「自分の小学校の友達にもジュニアレンジャーを宣伝して仲間を作りたい」
「STEP1やSTEP2の子達にやさしいジュニアレンジャーになりたい」
「マイクロプラスチックゴミを谷津干潟からなくせるように頑張りたい」
とそれぞれ意気込み十分に発表をしてくれました。
ジュニアレンジャーSTEP3・リーダーの活動は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、
長らく活動が休止になっていましたがオリエンテーションを機に再開しました。
新たなメンバーと共に、谷津干潟を盛り上げていきます!
ジュニアレンジャー、カニお助け!
最近館内に迷い込んでくるカニたち。
今日はジュニアレンジャーのSTEP3とリーダー2人が館内にいるカニを探し、「カニさんおたすけ水そう」へ救出してくれました。
机の下や部屋の隅っこなどカニが隠れそうな場所をくまなく探し、10匹以上を捕まえていました。
折り紙の鳥
Jrレンジャーの子たちが、工作コーナーの折り紙で鳥やクロベンケイガニを折ってくれました。
クロベンケイガニは脚の剛毛が再現された力作です。
悪天候で鳥が少なかった干潟が賑やかになりました。
ジュニアレンジャーお魚調べ
昨日ジュニアレンジャーSTEP3、リーダーの活動で谷津干潟のお魚調べを行いました。
ジュニアレンジャーで魚を調べるのは今回で2回目。
胴長を着用し、魚を採集する場所まで歩いて移動しました。
魚に詳しい荒尾所長から、道具の使い方や魚がいそうな場所についてレクチャーを受け、
その後グループに分かれてたも網で採集を行いました。
他にも定置網の設置や投網を見て、採集方法によって色んな種類の魚を捕まえることも学びました。
観察センターに帰り、捕まえた魚を調べたところ、アベハゼ、ボラの他、
チチュウカイミドリガニなど魚以外の生きものも捕まえることができました。
「魚やカニや貝がいて、鳥たちが谷津干潟にやってくるよね。
生きものたちはつながりあっているから、これからもいろんな生きものを観察してくれるといいな」
所長の言葉に力強くうなずくジュニアレンジャー。
最後の感想では「谷津干潟にこんなにたくさん魚いるなんて知らなかった」
「昨年よりも魚が少なかったのはなぜなんだろう」「冬にもお魚調べやってみたい」など、
谷津干潟の魚についてさらに興味を深められたようでした。
平成最後の谷津干潟
今日はハマシギ、ダイゼンをはじめオバシギやメダイチドリなど多くの種類のシギ・チドリが観察されました。
そんな中、平成最後を彩るようにコアジサシとウミネコが今季の初確認!
写真を撮影したジュニアレンジャーが「今日のみどころマップ」で報告してくれました。
新元号「令和」ではどんな生きものとの出会いがあるでしょうか。
干潟でゴミ拾い
2月24日(日)に行った「えっさ!ほいさ!みんなで干潟のゴミ拾い」、
地域の方やボランティアだけではなく、ボーイスカウトや企業の皆さん、中学生・高校生の皆さん、
谷津干潟ジュニアレンジャー、谷津干潟ユースなど約150名の方が参加しました。
オリエンテーションでは、今話題になっているマイクロプラスチックに焦点を当て、
東京理科大学教授の二瓶泰雄先生にお話しをしていただきました。
ゴミ拾いの最中、小さなプラスチック片を拾う子ども達やペットボトルを拾って
「これがマイクロプラスチックになっていくんですね」と話し合う大人の方が印象的でした。
また干潟の土の中のマイクロプラスチックを調べる実験も行いました。
今回拾ったゴミはリアカー2台分でした。
活動のふりかえりでは、全員でゴミ拾いを通して感じたことやエコアクションについて考えました。
「もっと拾いたかった。次回もまた参加したい」「海は自分たち一人一人が大切にしないといけないと思う」
「マイクロプラスチックゴミから自分の生活を見直すきっかけになった」など、
ゴミ拾いを通して自分ができることをそれぞれの人が書いてくれていました。
活動後のけんちん汁も好評でした。
ゴミ拾いは身近にできる環境活動です。
観察センターではゴミ拾いを通して環境問題に対して興味を持ってくれる人が増えることを願い、
これからも活動を続けていきたいと考えています。
ジュニアレンジャー代表行ってきます!
2月9日から11日までの3日間、2018年10月にラムサール条約登録湿地となった、
志津川湾がある宮城県南三陸町でKODOMOラムサール会議が開催されます。
谷津干潟からはレンジャーの引率で3人のジュニアレンジャーリーダーが代表として参加し、
ラムサール条約登録地で活動する子ども達と交流します。
「南三陸町のいいところを知って谷津干潟での活動に生かしたい」
「他の湿地で活動する子ども達とたくさん交流したい」「谷津干潟のいいところを色んな人に伝えたい」
やる気いっぱいに目標を語った3人の活躍を楽しみにしてください。
ジュニアレンジャーは逃さない!
ここ最近谷津干潟によく飛来するタカたち。
今日はなんとオオタカの若鳥が狩りをする様子が見られました。
淡水の池にある木に止まっていたオオタカが飛び出した先にはイソシギ。
「捕まえたイソシギをつかんだまま干潟の水の中に沈めたんだよ。弱らせようとしたんじゃないかなぁ」
「センターの前浜で食べるかと思ったけど、そのまま飛んで行っちゃったよ」
状況を見ていた2人のジュニアレンジャーは臨場感たっぷりに教えてくれ、写真を見せてくれました。
その後2人はレンジャーコーナーにある「今日の見どころ」に早速紹介記事を書いてくれました。
谷津干潟の自然の変化を敏感にキャッチするジュニアレンジャー達。
彼らがどんな生きものの様子を見つけてくるのか楽しみです。