対岸の小学校の先生が現場(谷津干潟)に!
本日の午後、谷津干潟の最寄りの小学校の先生18名が遠足の下見を兼ね、観察センターの取り組みや谷津干潟の自然・歴史を紹介するオリエンテーションに参加しました。
新任の先生もいらっしゃったので、最初にレンジャーの案内で干潟でシギやチドリなどの渡り鳥、干潟に降りてカニやゴカイの観察を楽しんでいただきました。
谷津干潟ジュニアレンジャーに参加している同校の生徒Nさんにジュニアレンジャーを紹介してもらいました(大勢の先生を前にして発表となりましたが、先生から拍手喝采となりました)。…
最後に、学校と谷津干潟の関連、谷津干潟の教材として可能性について副所長からの案内を受けてもらいました。
今後、学校の授業で谷津干潟を活用が進むこと期待したいと思います!


館内のCafé Oasisから
来週、4月からの新メニューは、ピクニックバケットサンドセット。
春休みは、谷津干潟公園でお花見やバードウォッチングの後、カフェでお食事を楽しむのはいかがでしょうか。…
(桜の写真は昨年4月2日のものです)


どひゃどひゃいるぞ!干潟のプランクトン!
今日はボランティアのミジンコ倶楽部の案内でプランクトン観察会を実施しました。
参加者は水路に採集用のネットを下げ、プランクトン採集を体験。
「ネットがどんどん流される~」と、潮の流れの速さや強さに驚いていました。
そして、1人一台の顕微鏡で観察をしました。
円盤や棒のような植物プランクトン、羽がついて虫のように見えるオオメミジンコ、小さなシミコクラゲ、カニのゾエア幼生や夜光虫など、見つけた種類は数えきれませんでした。
「まさかこんなにたくさんの種類がいるとは思わなかった」と、子供も大人もみんな大興奮でした。
見ようとしなければ見えない生きもの”プランクトン”。
次回の観察会は夏頃を予定していますが、プランクトン観察コーナーは毎月第1土曜の午後に開いています!ぜひのぞいてみてくださいね!
全国各地のこどもエコクラブを支える人たちと交流しました!
先日、谷津干潟ジュニアレンジャーの活動をコーディネートしている観察センターのレンジャーが「こどもエコクラブアクションプラン・ミーティング」の委員として参加しました。
こどもエコクラブの全国事務局を務める公益財団法人日本環境協会の皆さんのもとに、各地のこどもエコクラブのサポーターやコーディネーターとして最前線で活躍している方たちが結集。ワークショップ形式でこどもエコクラブの課題を解決するための様々なアイデアを出し合いました。…
委員の皆さんの熱い想いや各地の自然環境保全に関わる活発な取組みに大きな刺激をもらった1日となりました。
また、ミーティング翌日には長崎県佐世保市から参加した委員の方が観察センターに立ち寄ってくれました。ボランティア活動などの情報交換をしました。
今後も各地の皆さんと情報交換や交流を深め、観察センターの運営に活かしていきたいと思います!
こどもエコクラブの詳しい活動
http://www.j-ecoclub.jp/



『みんなの谷津干潟展2016』~ミニエピソード
今日は谷津干潟の近くにある習志野市立秋津小学校1年生が、『みんなの谷津干潟展2016』に出展した作品を見にやってきました!
自分の作品を探し出すと、「この鳥は今見られるの?」「このカワセミはかっこいいね」など会話もはずみました。
レンジャーの案内でコクガンやサギなど野鳥観察を楽しんだ後、子どもたちから歌のプレゼントがありました。
曲は観察センターの閉館前に流れる「翼に愛を」です。
干潟を眺めながら歌う1年生の嬉しそうな笑顔と窓越しの谷津干潟を見て心が温かくなりました。子どもの頃のこのような経験が”ふるさとの谷津干潟”への想いを育くんでいくのだと感じました。



コクガンの水浴びは”でんぐり返り”です。
1.さぁ、水浴びだーー
2.せーの!
3.でんぐり返りだぁーーー
4.気持ちいい~バシャバシャバシャ♪
5.ふぅー、気持ちよかった♪
インターン生、活躍!!
先週から5日間、東京環境工科専門学校と東京農業大学短期大学部環境緑地学科の1年生がインターンシップ実習に来ていました。
冬の寒さに負けず淡水池の草刈り作業に汗を流したり、館内で来館者案内など体験。最終日の今日は3月3日から始まる「みんなの谷津干潟展2016」の設営準備を行いました。
実習を終えた学生からは
「お客さんの案内も積極的にできた。もっと伝える力をみにつけたい。環境教育に関わる仕事に関心がある」
「イベントや草刈りなどがあれば手伝いたい」
などの感想がありました。
観察センターでの経験が将来を考える上でどのように活かされるのか楽しみです。


やつひがたサイエンスカフェ「渡り鳥を追って」
今日のゲストは、谷津干潟でシギチドリの標識調査を長年行っている山階鳥類研究所保全研究室の茂田良光さんをお迎えしました。
谷津干潟で標識をつけたセイタカシギが葛飾区の中川付近の水辺まで移動していること、アラスカで繁殖したハマシギは必ずユーコン川河口に立ち寄ること、また、谷津干潟に飛来するハマシギはアラスカから飛来していることがわかっていましたが、ロシアのカムチャツカで繁殖したハマシギも谷津干潟に飛来していることなど、大変興味深いお話をたくさんしていただきました。
こうしたことがわかってきたのは、世界各地のバードウォッチャーから標識の確認情報が提供されることによるものです。改めて観察と記録の重要さを感じました。
また、これらの有益な情報が渡り鳥の保全に役立てられることを願いたいと思いました。
水元かわせみ里のスタッフとボランティアの皆さんと交流しました!
21日、東京都立水元公園内にある、葛飾区の施設「水元かわせみの里水辺のふれあいルーム」のスタッフとボランティアの皆さんがボランティア研修の一環で谷津干潟や観察センターを訪れました。
到着後、谷津干潟の歴史やボランティア活動についてレンジャーによる案内を受け館内を見学。
観察センターの紙芝居グループとの交流では、グループのメンバーが、紙芝居を通した谷津干潟への想いを伝えたり、カワセミの里の皆さんから「カワセミの紙芝居があるといいな、絵が得意な人もいるじゃない」といった話で盛り上がり交流を深めました。
ミニ観察会ではコクガンも観察でき、街の中にある谷津干潟の自然も楽しんでいただけたようです(^o^)
現在、かわせみの里ではカワセミがの巣作りや求愛行動などが見られることもあるそうです。ぜひ、遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
今回の交流をきっかけに、今後もお互いの施設が活性化するよう情報交換・交流を深めていきたいと思います。
アオサとホンビノスガイをテーマにしたイベントを実施!
2月21日の世界湿地の日まつりの案内人は、谷津干潟で活動する高校生や大学生である谷津干潟ユース。ホンビノスガイのモザイクアートやアオサを押し葉にしたしおり作り、アオサ入り白玉団子づくり体験コーナーを来館者の皆さんに楽しんでもらいました。
また、津田沼高等学校生物部と習志野市民カレッジ20期生3班によるアオサ活用事例発表会も行いました。
生物部の発表のひとつには、アオサのバイオエタノールづくりとアオサの海洋酵母があるかどうかの実験。結果としてはアルコールはできず、海洋酵母も検出されず実験は失敗だったのですが、今後に向けて考察し、新たなアオサの活用実験にチャレンジする姿勢が頼もく感じました。
習志野市民カレッジの皆さんは、アオサの肥料化実験の成果を発表してくれました。とても楽しそうに肥料実験をする姿が印象的でした。
アオサは腐敗による悪臭問題や底生生物への影響が懸念されています。ホンビノスガイは外来種であることや貝がらの堆積、海水の流れの滞留が問題視されています。しかし、これらは谷津干潟の代表的な生きものでもあります。本来の姿を知ってもらい、ラムサール条約の理念であるワイズユース(賢明な活用)に結びつけた企画をこれからも観察センターは行っていきたいと思います。