感染症対策に活躍した開港期の英国人医師ウィーラー

国内で初めて新型コロナウイルス感染が判明してから早や5か月。未だ緊急事態宣言が続く中、皆様いかがおすごしでしょうか。
当初、感染者が発生した大型クルーズ船が停泊したことにより横浜に全国の注目が集まり、このまちが国際港であることを改めて実感させられましたね。
横浜が開港した当時、海外との交通機関としては船舶のほかなく、横浜は疫病対策の最前線でした。
その頃、防疫に活躍した外国人医師のひとりが、かつてアメリカ山公園のある山手97番地に住んでいた英国人ウィーラーです。
1877(明治10)年、コレラ対策のために健康保安局が組織された際にはそのメンバーとして任命され、十全病院の米国人医師シモンズ、同じく米国人のゼネラルホスピタル医師エルドリッジ、横浜司薬局のオランダ人医師ヘールツらとともに居留地での感染拡大防止と衛生に取り組みました。
その後も神奈川県地方検疫局委員を務め、1907年には長年の功績により勲三等瑞宝章を受章しています。
現在アメリカ山公園では、関東大震災に被災して亡くなるまで約50年間にわたり横浜で活躍したウィーラーとその家族の功績や人となりを紹介するパネル展を開催しています。公園に立ち寄る機会があれば、どうぞぜひご覧ください。
なお会場はオープンスペースで、開園中いつでもご覧いただけるため混雑の恐れはないと思われますが、万一ほかの方がご覧になっている場合は、ウィルス感染予防のため、十分距離をとるか、少しお待ちになってから順にご見学ください。
アメリカ山公園歴史パネル展示
「記事が語る~アメリカ山公園の元住人~ドクター・ウィーラーとその家族」
日時:4月4日(土)~5月31日(日)6:00~23:00 *開園中見学自由(無料)
場所:アメリカ山公園 建物3階共用部(1-3階エスカレーター乗り口脇)

ヒトの「密」は現在NGですが、お花の「密」には思わずニッコリ!

公園からのお知らせ | 更新日:2020.05.21

バラだより

山手側の花壇では今‛ブリリアントピンクアイスバーグ’が見ごろを迎えています。
花びらの表は鮮やかなピンクの濃淡、そして裏は白。
色の変化の楽しさについカメラを向けたくなる愛らしいバラです。
ツルバラの中では比較的開花の遅い‛ポルカ’も咲き始めました。
パーティーの最後に姿を現した貴婦人といった風情のアンティークな色と形。
元町側のフェンスに枝を広げた‛レオナルド・ダヴィンチ’。
造形的な形と鮮やかな色が美少年だったといわれる若き日のルネサンスの巨匠を思わせます。
青空に向かって枝を伸ばした‛バター・スカッチ’。
耳をすませば小鳥のさえずりが聞こえてくる5月の山手です。

公園からのお知らせ | 更新日:2020.05.15

5月のはなごよみ

5月の公園をにぎやかに彩る草花を使って、子供たちが母の日のプレゼント用にブーケを作りました。
公園内学童施設に通う子供たちのための特別なイベントです。
アルストロメリアにセンテッドゼラニウム・・・色とりどりの花と香りがきっとママの心を温かくしてくれることでしょう。
さて見ごろを迎えたバラたちのうち、ドイツ系の名前の2種類をご紹介。
いずれも響きはいかめしいですが、姿かたちはとっても優雅です。
こちらはアプリコットのような微妙な色合いの‛ザンガーハウザー ユビレウムスローゼ’。
‛フラウ カール ドリュシュキ’の純白の花びらはまるで真珠を溶かしたような美しさ。
自然の恵みのすばらしさを日々感じさせてくれる5月の公園です。

公園からのお知らせ | 更新日:2020.05.08

芝生の周りのお花たち

現在アメリカ山公園では芝生養生のため、残念ながら公園を満喫していただける状態ではありません。
そこで芝生周辺の花壇に咲くお花たちをせめて写真でご紹介いたします。
トップバッターは横浜のバラ‛はまみらい’。
はなびらが幾重にも幾重にも重なって、手のひらを優に超える大きさ。
壁面をつたう‛バタースカッチ’。深いグリーンの背景にアンティークイエローの花びらと赤みを帯びた葉の取り合わせが、泰西名画を思わせる重厚な華やかさです。
色も姿も香りもすべて素晴らしい‛ポール・マッカートニー’。さすがスーパースター!
エスカレーター塔屋の外壁を覆う‛ピエール ド ロンサール’はまるで花びらの迷宮。
線香花火を思わせる細い花弁が個性的な‛セントーレアパープルハート。白と紫の配色がとってもスタイリッシュ。
トラディスカンティア‛スイートケイト’はいわゆるツユクサの仲間。小ぶりながら鮮やかな青に目を奪われます。
可憐な黄色い小花はチューリップの仲間‛バタリーニブライトジェム’。
現在立ち入り禁止の元町側小庭園では‛ナニワイバラ’が満開を迎えています。
同じく小庭園ではジャーマンアイリスも花盛り。
横浜のシンボル・マリンタワーは現在、改修工事中のためギプスをつけたような姿です。
葉の美しさが魅力のスモークツリーも花の季節です。
白と紫のなめらかなグラデーションが美しいビオラ。
残念ながらこのベンチは小庭園にあるため、現在お使いいただけません。
皆様が公園でくつろがれている姿が見られないのはさみしいけれど
その日を少しでも早く迎えるためにもゴールデンウィークはSTAY HOMEでお過ごしください。

公園からのお知らせ | 更新日:2020.05.01

芝生の養生をしています

自由な外出のままならないこの時期を利用して、芝生の養生をしています。
晴れて公園を満喫していただける日がきたら、とびきり青い芝生と色鮮やかな花壇で皆様をお迎えしたい。
その日が一日も早く来るようスタッフ一同心から願っています。

公園からのお知らせ | 更新日:2020.04.24

モッコウバラの季節

黄色いモッコウバラが見ごろを迎えています。
まだつぼみばかりの白いモッコウバラにみつばちの姿が。
ちょっと休憩しているのでしょうか。
こちらのみつばちのお目当てはラベンダーの花の蜜。
お仕事とはいえ自由に飛び回れるみつばちがちょっとうらやましい今日この頃です。

公園からのお知らせ | 更新日:2020.04.17

春たけなわのアメリカ山公園

 
春の草花が咲きそろいました。
ピンクと白の花弁の縁に切れ込みが入ったパーロット咲き。横浜市オリジナル品種のチューリップ’ラバーズタウン’です。
オルラヤ(ホワイトレースフラワー)も満開となり花散策は楽しい発見がいっぱい。
黄色いモッコウバラの花が枝から吹き出るように咲き始めました。
昨年はシジュウカラが営巣した小鳥の巣箱。今年はどんな鳴き声が聞こえてくるかしら。
公園の春はいまがたけなわです。

公園からのお知らせ | 更新日:2020.04.10

明日からスタート!アメリカ山公園歴史パネル展示

毎年この時期に開催している歴史パネル展示がいよいよ明日からスタートします。
今回のテーマは「記事が語る~アメリカ山公園の元住人~ドクター・ウィーラーとその家族」。
1876年から関東大震災まで約50年にわたって山手町97番地(現 アメリカ山公園の山手側)に
住んでいた英国人医師ウィーラーとその家族の姿を当時の英字新聞の記事を通して伝えます。
ウィーラー医師の親族で、英国在住のピーター・ドブズ氏所蔵の貴重な写真もご覧いただけます。
展示スペースは密閉されておらず、開園中いつでもご覧いただけるため混雑の恐れはないと思われますが、万一ほかの方がご覧になっている場合は、ウィルス感染予防のため、十分距離をとるか、少しお待ちになってから順にご見学ください。
アメリカ山公園歴史パネル展示
「記事が語る~アメリカ山公園の元住人~ドクター・ウィーラーとその家族」

日時:4月4日(土)~5月31日(日)6:00~23:00 *開園中見学自由(無料)
場所:アメリカ山公園 建物3階共用部(1-3階エスカレーター乗り口脇)

公園からのお知らせ | 更新日:2020.04.03

チューリップが咲きました!

チューリップがいよいよ咲き始めました。
フリルが愛らしい横浜市のチューリップ‛ラバーズタウン’。
小鳥の鳴き声も響き渡って公園は春の華やかさに包まれています。

公園からのお知らせ | 更新日:2020.03.27

春の花めぐり

今日はぽかぽか良いお天気。芝生やベンチには春の一日を楽しむ人々の姿が絶えません。
色とりどりのオステオスペルマムは今花盛り!
先週頃から咲き始めたスイセンが一斉に開花。真昼の星のように輝いています。
トウダイグサの別名を持つユーフォルビア。真上から見ると夏の夜空に開いた花火のようです。
今週末はお散歩がてら緑豊かな山手で春の花めぐりはいかがでしょう。

公園からのお知らせ | 更新日:2020.03.13
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