夢にまで見た!タイガーオーキッドにツボミ出現‼(見どころ情報7月30日号)
Grammatophyllum speciosum(グラマトフィルム・スペキオスム)
世界最大の大きさになるランで、東南アジアの熱帯雨林で大木の幹や岩に着生し、下垂した花茎から多数の花を付ける、ラン科グラマトフィルム属の多年草です。
花の大きさが世界一かと思われがちですが、世界一なのは株の高さで、最大7.5mになることもあります。
直径10cmほどの花径で黄色い花に赤褐色の粗い斑点が全面にはいるのが特徴的で、その色合いから通称タイガーオーキッドと呼ばれています。
まだツボミの段階ですが、すでにうっすら虎柄模様が見えています。
もし開花すれば当館では開館以来初めてとなり、じつに20年以上かかったことになります。
これまで、たくさんの植栽スタッフが植物管理に携わってまいりましたが、この度のタイガーオーキッドの着蕾は、歴代担当者1人1人の努力の結晶といっていいと思います。
日本での開花は珍しく、大変貴重な花です。この機会にぜひ足をお運びください。
開花しましたらまた随時ご報告します。
植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2019.07.31