モモタマナとオランウータン

ねったいかんには年に何回か剪定 (せんてい:枝を切ること) しなければならない大きな木があります。

ベンジャミンやフタバガキ、モモタナマなどです。


そのひとつ、モモタマナの剪定枝をウッドチップにするのではなく、
多摩動物公園のオランウータンたちにプレゼントするという企画のご案内です。

以前にも、一度ねったいかんのモモタマナなどをプレゼントしたのですが、
大きな枝の束をどさっ!どさっ!と投げ入れたものを、オランウータンは茶色の口元をタンニンの色素で真っ黒にしながら、
ムシャムシャムシャムシャ・・・!!
自分が食べるだけでなく、他のオランウータンに分配までしたっ!!

あまりの食べっぷりに、キーパーさんに「こんなに食べても大丈夫ですか・・・?」とうかがったほどです。
もちろん大丈夫とのこと。

とにかくモモタマナが一番の好物のようで、今年は「リキ君」の2歳のお誕生会にあわせてプレゼントしたいと思います。
ぜひご覧になってください。



現在、野生のオランウータンたちの住む東南アジアの熱帯雨林は著しく減少しています。
このままでは50年後にはオランウータンは絶滅してしまうと警鐘を鳴らす科学者もおります。

熱帯雨林減少の大きな要因として、アブラヤシのプランテーション拡大があげられます。
アブラヤシの植物油を使う私たち日本人も熱帯林の減少に深くかかわっています。
こんなことも考えていただきながら、いつまでも見ていたいオランウータンたちに会いにいきませんか?


            記
日時    11月16日(日) 午後2時から
場所    多摩動物公園 オランウータン舎前





モモタマナ  
学名 Terminalia catappa シクンシ科
別名 コバテイシ、シマボウ、トロピカルアーモンド、インディアンアーモンド、シーアーモンド

 日本では沖縄以南の海岸近くに生える高さ25mにもなる半落葉性の高木です。
タネは水にプカプカ浮いて分布します。
樹冠(じゅかん)と大きな葉が特徴で街路樹や公園に植えられ緑陰(りょくいん:木立のかげ)をつくります。

種子を割るとアーモンド型の実があり、それを炒って食べるとアーモンドのような味がします。
種子の形が桃の種に似ていて、ウルトラマンのタネと教わったというお客様もいらっしゃいました。
たしかに!薬や染料にも使われる有用木です。

  
モモタマナの葉                              モモタマナの花


   
モモタマナの実  



K 記 

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2014.11.08
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