公園だより

公園スタッフから、日々のできごとやお花の情報などを発信しています。

どんぐり落ちてます!

北総花の丘公園、緑の相談員より園内の植物の紹介です。
今回は園内各所で見られる「どんぐり」についてです。

どんぐりとは?

どんぐりとは一般的にブナ科植物の果実のことを意味します。どんぐりという名前の植物があるわけではありません。また、クリなどもどんぐりの一種とする場合もあります。

上の写真では園内で見られるどんぐりのうち4種をご紹介していますが、ブナ科の植物は世界で約700種、日本では約23種ありますので、他にもたくさんあります!

形が面白い!

クヌギは丸く大きく、ぼうしはトゲトゲ。シラカシはどんぐりには縦の縞模様、ぼうしには横の縞模様。スダジイは小さい涙型で黒っぽく、帽子はくるんとめくれた形。マテバシイは大きくて明るい茶色、ぼうしは魚のうろこのよう。このように、今回ご紹介する4種だけでも面白い特徴がたくさんあります!

幸運のお守りになる!?

ヨーロッパではどんぐりについて「大きなカシの木も小さなどんぐりから」ということわざがあります(シラカシなどを含めてカシ類とまとめている)。これは、小さくてもコツコツ努力を積み上げれば、やがて大きな成果になるという意味です。ここから、どんぐりは「粘り強さ」「長寿」の象徴として、幸運のお守りとして大切にされているのです。

ぜひ皆さんも、どんぐり探しを楽しみつつ、楽しんだ後はお守りにしてみてはいかがでしょうか?(※どんぐりは木の枝からではなく落ちているものを拾うようにお願いします。また、中に虫がいる可能性もありますのでお家で茹でると安心です)

【公園ボランティア】2020年度 第22回実施

第22回ガーデンボランティアを11月26日(木)にBゾーンで実施しました。
今回は、修景池沿い花壇の植え付け作業を行いました。

4種類のパンジーを手分けして、千鳥植えしました。

皆様でうまく分担作業したので、
無事全エリア植え終わることができました。

これから冬になりますが、
色鮮やかなパンジーが来園者をしばらく楽しませてくれそうです!

今回は9名の皆様にご参加いただきました。
ありがとうございました!!

次回12月10日もBゾーンで花壇管理等を行う予定です。
(万一、内容変更の場合は当日朝8時30分までにHPに記載しますので、ご確認ください。)

次回もどうぞよろしくお願いします。

途中回からの参加も自由ですので、多くの皆様のご参加をお待ちしております!

サザンカが見頃です!

北総花の丘公園、緑の相談員より園内の花の紹介です。
今回はDゾーン等で見られる「サザンカ」についてです。

サザンカとは?

サザンカとはツバキ科ツバキ属の常緑高木です。花の美しさだけでなく、日当たりがあまり良くなくても育ってくれることから様々な場所で育てられいます。また、日本が原産の花で、海外に持ち帰られてから付いた英名(学名)は「sasanqua」と日本語に近い名前がそのまま付けられています。

ツバキとの見分け方!

似た花として良く紹介されるツバキですが、主に「花」と「枝葉」で見分けられます。まず、「花」ですが開花期が異なります。サザンカは10~1月頃、ツバキは3~5月頃に咲きます(品種等によって時期は異なります)。他にも花に違いがあり、サザンカが平べったく花が開き、散る時は花びらが一枚一枚散るのに対して、ツバキはカップ型に似た花の咲き方をして、散る時はボトッっとひと花ひと花落ちていきます。そして、「葉」の方ですが、サザンカの方は葉の付け根(葉柄:ようへい)や新しい枝に赤茶っぽい細かい毛が生えますが、ツバキは毛が生えません。また、葉の厚みにも違いがあり、ツバキは光に透かすと葉のすじ(葉脈:ようみゃく)が見えますが、サザンカは光が透けません。(※観察する際は「チャドクガ」という小さな毛虫にご注意ください。触るとひどくかぶれてしまいます)

江戸時代から大人気!

日本が原産ということもあり古くから愛されてきた花で、江戸時代に始まり様々な園芸品種が生み出され、その数は数百種とも言われています。当園のBゾーンにもわずかに白いサザンカもあります。開花期は12月または1月頃までです。冬の寂しい季節はサザンカの花を眺めて癒されてみてはいかがでしょうか。

かんたんハーバリウム

本日、北総花の丘公園では緑の教室「かんたんハーバリウム」を開催いたしました。
毎回、ご好評いただいているハーバリウムの教室、今回も大変な人気でした。

たくさんあるドライフラワーなどから好きな物を選び、ビンの中に詰めていきます。
色とりどりで選ぶのが大変です。

好きな大きさにカットしたり自分でお花の位置を決めて入れていきます。

みなさん素敵な作品が出来上がりました。

参加していただいたみなさん、ありがとうございました。