公園だより

公園スタッフから、日々のできごとやお花の情報などを発信しています。

【公園ボランティア】春の兆し

北総花の丘公園は、ウメや河津桜、フサアカシア等の花々が開花し、だんだんと賑やかになってきました。
そんな中、本日のガーデンボランティアの活動は、クリスマスローズの古葉取りと花壇の草取り&花がら摘みです。

Bゾーンの「ニュータウン大橋」近くの入口付近で、4月のガーデンボランティア活動で植えたクリスマスローズが綺麗な花を咲かせました!
次から次へとつぼみをつけるクリスマスローズの生育を促すために、古くなって枯れかけている葉を根元からハサミで取り除いていきます。

クヌギやコナラが落葉した今の時期はちょうど良い日向になる植栽場所で、ポカポカな日差しを受けながら、和やかに活動を行いました。

次は講習棟近くの花壇の草取りと、毎度おなじみ・ボランティア花壇のビオラの花がら摘みです。

冬の間は花がら摘みが定番の作業となりますが、花壇の様子は春に向けて毎回変化しています。今回はチューリップが顔を出していました!
「何色を植えたっけ?」という話題にもなりましたが、中々思い出せず…。春になってからのお楽しみにしましょう!

花壇のビオラは更に花数が増え、鮮やかさが増してきました!

ついこの間、花がら摘みをしたばかりのような気がしますが、既に種を飛ばしているものもありました。

せっかくなので、種をつけている様子も見てみましょう!

開花が終わった花がらは、膨らみが開き…

3つの「船」のような果皮に種が乗った形になります。
ちなみに、種はここからポロっと下に落ちるわけではなく、乾いて縮んだ果皮から弾き出されるような形で飛び出します。
その飛距離は最大2mにも及ぶとか。

なお、種にはアリを誘う物質(エライオソーム)がついており、エサとしてアリによって更に遠くへ運ばれます。
弾き飛ばされる力とアリの助けで、ビオラは更に遠くまで子孫を繁栄させることができるのです。

様々な形の生存戦略が美しさを織りなす春の兆しを、是非観察してみてください。

なお、今後のガーデンボランティアの活動は、新型コロナウィルス(COVID-19)の感染症拡大の防止のため、当初の年間予定を一部変更させていただきます。
詳しくはこちらのページをご確認ください。

今のところ、次回の活動は、3月14日(土)に、本日と同じくBゾーンで先日作成した樹名板の取り付けを予定しています。(雨天の場合は3月21日(土)に順延)

【公園ボランティア】花の表情

2月の暦とスケジュールの関係で、今週2回目のガーデンボランティア活動日となった本日。
一昨日はあいにくの雨でしたが、良いお天気に恵まれました!

今回の作業は、Bゾーンの駐車場近くにあるボランティア花壇を中心とした花壇管理です。

2月でも花壇は花盛り!
様々な花たちが、賑やかに今ならではの表情を魅せています。

「綺麗に咲いてきたねー!」とボランティアの皆様から口々にお褒めの言葉をいただいたのは、ジャノメエリカ(ツツジ科)です。
名前は、花の中心の葯(やく)が黒く蛇の目模様に見えることに由来するそうです。
一つひとつの花は数ミリですが、開花数が日増しに増え、今では花壇の中心を彩っています。

その周りを囲むのはストック(アブラナ科)。11月の植え付け時から全力で咲いていたので、さすがにちょっとお疲れ顔です。

それらを引き立てるのは、
ノースポール(キク科)と…

シロタエギク(キク科)のキク科コンビです。
シロタエギクは別名が「ダスティミラー」。灰色の細かい毛が生えた葉の状態が、くもった鏡のように見えることからつけられたとのこと。
派手さはありませんが、寒い中でも葉を広げて安定した色を保ち続けてくれる縁の下の力持ちさんです。

また、お隣の花壇にはハボタン(アブラナ科)の姿も。
ハボタンの名前は、葉をボタン(牡丹)の花に見立てたことによるものですが、見た目の通り、キャベツと同じアブラナ科です。
ハボタンは、ちりめんのような葉のものや、黒っぽいシックな色のものも市場に出回っています。逆に、少し前まではよく見かけた大型のものは、最近めっきり見なくなった気がします。
なお、葉をメインに楽しむものですが、春になるとぐーんと伸びて花が咲きます。
おとなしそうに見えている葉の姿は、春に向けて着々と準備を進めている策士顔かもしれませんね。

そして花がら摘みのメインは、何と言ってもビオラ(スミレ科)!
丈夫な上に花色が多いため、ビオラの存在によって冬の花壇の表現力が大きく上がるといっても過言ではありません。

ちなみに、ビオラは花色によって花言葉が異なるそうです。
花言葉には諸説あり、1つの花で複数の花色を持つものも多いですが…

例えば
▼ 青系は「誠実な愛」

▼ 黄色系は「ささやかな幸せ」

▼ オレンジ系は「天真爛漫」

▼ 赤系は「思い出」だとか。

元々、花が顔のようにも見えると言われるビオラ。
それぞれが個性を持って咲いているように想像すると、色々なストーリーが発見できるかもしれません。

本日の活動により、さっぱり綺麗になったボランティア花壇に、是非ご注目ください!

次回の活動は、2月28日(金)に、本日と同じくBゾーンで花苗の植え付けを予定しています(雨天の場合は3月5日(木)に順延)。
※ 年間スケジュール等はこちらをご覧ください。

ガーデンボランティアは、どの回からでもお気軽にご参加いただけますので、ご興味のある方は、是非のぞきに来てくださいね!

ウメの開花情報(2月13日)

北総花の丘公園のBゾーンの芝生広場のウメの様子をお伝えします!
2月13日現在、品種によりますが「ほころびはじめ~満開」です。

▼ 全体の様子です。(写真の左奥にもウメをお楽しみいただけるスペースがあります)

今、一番の見ごろは「玉牡丹(たまぼたん)」です!
八重で丸みを帯びた美しい花はもちろん、素敵な香りでお客様をお迎えしています。

また、ピンクの色味が可愛らしい「鶯宿(おうしゅく)」も同じく見ごろを迎えています。

当園で一番開花が早かった紅梅の「大盃(おおさかずき)」は、満開で、少し傷んでいる花も目立ってきました。

それに対して、これから見ごろを迎えるのは、実を目的として栽培されるウメの代表格である「白加賀(しろかが)」です。
実も花も楽しめるなんて優秀ですね!

ザ・梅!といった形の花の「梅郷(ばいごう)」も、まだほとんどが蕾で、これから見ごろを迎えます。

蕾から満開まで、様々な姿を楽しめる当園のウメを、是非ご鑑賞ください!

※当「公園だより」の情報は掲載日時点のものです。見ごろの短い植物もありますので、何卒ご了承ください。

【公園ボランティア】温かみのある樹名板ができました!

寒い2月の雨の日ですが、本日は珍しく雨天決行のガーデンボランティアです!
今回の作業は「樹名板づくり」。樹名板とは、樹木や草花の名前・科名等を紹介する小さな板のことです。
なお、本日はダイワハウス工業株式会社千葉中央支社(外部リンク)の4名の方々にCSR活動の一環としてご参加いただきました。

計7名で、まずは「樹名板がついていない木」や「古くなって見えづらくなっている樹名板」をリストアップするための調査に出発です!

▲ 例えば、Bゾーンの駐車場の前にあるこの木。冬でも葉がついている常緑樹(じょうりょくじゅ)なので、葉の形やつき方、樹形などが見て取れます。

▲ それらの情報を元に図鑑を見ながら、木の名前を調べていきました。

▲ 後半は、寒い屋外から暖かい室内へ。リストアップした樹木の科名や学名、特徴などを調べながら樹名板の作成を行いました。

▲ 学名は世界共通なので、海外のお客様がいらっしゃった際にも「何の植物の仲間か」といった情報が伝わります。

▲ 本日参加した皆様お一人おひとりの味のある字で、温かみのある樹名板が出来上がりました。

今回作成した樹名板は、3月14日(土)の活動の際に取り付けを行う予定です。お楽しみに!

寒い雨の中ご参加いただいたボランティア&ダイワハウス工業の皆様、ありがとうございました!

次回の活動は、2月15日(土)に、本日と同じくBゾーンで花壇管理を予定しています(雨天中止です)。
※ 年間スケジュール等はこちらをご覧ください。

ガーデンボランティアは、どの回からでもお気軽にご参加いただけますので、ご興味のある方は、是非のぞきに来てくださいね!

緑の教室「バスボム作り」教室

昨日、2月11日は緑の教室「バスボム」作り教室が開催されました。

小さなお子様から大人の方まで参加された大人気の教室でした。

重曹、クエン酸、砂糖、精製水などを入れて素早く揉みます。
揉み方もコツがあり、先生に教えてもらいます。

この時に、香りづけのアロマや花の丘公園で採れたハーブも一緒に入れます。

そして型に嵌めて力いっぱい押し込みます。

型から抜いたら出来上がりです。
みなさんとても上手に出来上がりました。
見た目がアイスクリームのようでおいしそうですが、食べられません!!

昨日は自分で作ったバスボムをお風呂に入れましたでしょうか?

ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。