谷津干潟ブログ

観察センターでの⽇々のできごとや渡り⿃の情報などを発信しています。

秋の空

上空にもこもことした雲が広がり、爽やかな朝を迎えています。
谷津干潟1周、3.5㎞。広がる空を眺め、鳥の声に耳を澄ましながら干潟散策を楽しんでみてはいかがでしょう。

エゾビタキが見られました

本日来館者の方より、エゾビタキの目撃情報がありました。その後17時頃に谷津干潟公園西側の東屋付近でスタッフがエゾビタキ2羽を確認しました。
おそらく北の国での子育てが終わり、越冬地の東南アジア地域へ渡る途中に立ち寄ったものと思われます。
しばしば、秋の渡りをしている小鳥類が公園内で見られることがあるので、ぜひ探してみてください。
そのほか野鳥情報は観察センターのレンジャーまでお声がけください。

みんなのアイドル ”カワセミ”

観察センターに隣接する池にカワセミが最近頻繁に来ています。
今日は水の中にダイブして魚をゲットしていました。
木の棒やヨシの茎、杭に止まっていることがあるので、探してみてくださいね。
淡水池に来る鳥たちを観察できる「Café Oasis」でランチやお茶を楽しみながらカワセミが来るのを待つのもオススメです!

ミヤコドリとトモエガモが確認されました。

今日の開館前に谷津干潟の貝殻の島でミヤコドリ3羽が休息しているのを確認しました。
3羽ともくちばしを羽にうずめて寝ていました。
観察センターで今までミヤコドリが確認されたことはなく、初めての記録となりました。

また、ミヤコドリの近くを13羽のオナガガモがいました。その中にオナガガモよりも二回りくらい小さなカモが1羽いました。よく見てみると、トモエガモの幼鳥でした。

谷津干潟では珍しい2種類の飛来。しばらく谷津干潟にいてくれるといいですね!

ジュニアレンジャーで干潟の生きもの調査をしました

9月30日(土)に谷津干潟ジュニアレンジャーSTEP3・リーダーの活動で「干潟の生きもの調べ」を行いました。
調査地は観察センター前の浜。この前の浜をヨシ原・砂地・泥地の3地点に分けて、それぞれどんな生きものがいるのか調べました。
まずはジュニアレンジャーリーダー先導の下、グループに分かれて役割を決めた後、必要な道具を準備しました。バケツやスコップのほか、大型のシャベルや網なども用意しました。

今回の調査は、泥深い場所にも行くため胴長を着て行いました。ほとんどのメンバーが初めて着る胴長に四苦八苦。レンジャーやリーダーたちのサポートを受けながらなんとか着用し、いざ干潟調査へ。

各調査地点でリーダーがアドバイスをしながら生きものを探していきました。
潮があまり引かなかったり、途中雨が降ってきたりすることもあり、
「はまって出られなくなった~」「胴長に水が入った!」「捕まえたのに逃げちゃった~」
など、アクシデントに見舞われることもありました。
それでも、
「今助けるから!」「水が深いから歩く時は気を付けて」「逃げちゃったのドンマイ!」
などお互い声を掛け合いながら、良いチームワークで調査を行っていました。

調査では合計22種類の生きものが見つかり、ウモレベンケイガニやトビハゼなど希少な種類も発見することができました。
「同じ干潟でもヨシ原や砂地、泥地ですんでいる生きものが違うことが分かった」
「何もいないのかと思っていたけど、泥の中にはゴカイもたくさんいるんだ」
「また違うときに調査してみたい」
といった感想がふりかえりで出ました。
今後もジュニアレンジャーと共に継続的に調査をしていきたいです。