あっ!実がなった!

急に寒くなってまいりましたが、皆さん風邪など引かれていませんか?

夏から急に冬が来てしまうような昨今の気象状況ですが、
日中はとても気持ちの良い日が続いていますね。  
ねったいかんでは、屋外に出している鉢をしまったりと、冬支度に大わらわです。
 
植物を育てる中で、種をまき、芽が出て双葉から本葉になり、
その後何度かの植替えを経て、植物が順調に生育し、
「あっ!花が咲いた!」「 あっ!実がなった!」という結果に漕ぎ着けた時は、本当にうれしいものです。
ひとりでにやにやしてしまいます。きつい仕事もなんのその!終日気分よく働けます。  

温室の中には花粉を媒介してくれる鳥や昆虫(ポリネーター)がいないため、
なかなか結実が望めませんが、一部は絵筆やピンセットを使い人工授粉を行っています。
一日花が多いため、花粉の出る時間帯などに合わせ受粉を実施します。  

温室の中にもいろいろな実がなっていますが、今回は回廊にある”実”をご紹介します。



オオバイヌビワ



コーヒーノキ



チランジア・ウスネオイデス



シークァーサー



フクギ



ゴレンシ(スターフルーツ)



ハマベブドウ



ヒハツ



コバノボダイジュ



宇宙イモ



サイパンレモン



斑入りセイロンマンリョウ

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2011.11.02

沖縄のマングローブの森の生きものたち

9/6~10/2まで行った企画展「沖縄展」が無事終了しました。
たくさんの方にご来館いただき、ありがとうございました。  
中には沖縄県出身の方も見られ、故郷の話に花が咲いていたようで、
私たちにとっても楽しいものとなりました。


西表島のマングローブ林


さて、そんな展示室の一角を占めていたマングローブ

展示していたものは、葉が出始めたばかりの小さなヤエヤマヒルギですが、
実際に自生している様子はとっても独特です。

何が独特かというと、森の中へ入れば一目瞭然!
ぼこぼこと突き出した根っこで足の踏み場もありません。
根っこは空気を吸うために地上へ出ているので、こんな樹形(じゅけい)になっているのです。

そんなマングローブの森に住む生きものも、もちろん変わり者ばかり。
泥で固めた大きな家を作るのはオキナワアナジャコ、手のひらサイズの大きなシジミのシレナシジミ、
陸へ上がる魚のミナミトビハゼなどなど・・・



オキナワアナジャコが作った泥の家



シレナシジミ



ミナミトビハゼ


マングローブはそんな多種多様な変わり者達に隠れ家やすみかを提供しています。まるで海のゆりかごのよう。
 
ねったい館の温室に、オキナワアナジャコやシレナシジミはいませんが、樹高4~5mのヤエヤマヒルギ、  
オヒルギ、そしてミナミトビハゼを見ることができます。  
沖縄展が終わっても、沖縄の森の一端をねったい館で楽しんで見てはいかがでしょうか?
 
     
※マングローブとは、川の河口付近に自生する樹木の総称で、
日本における代表的なマングローブ構成種にはオヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギダマシが挙げられます。
主に沖縄県で見ることができます。

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2011.10.18

ゴバンノアシ


ゴバンノアシ


「碁盤の脚」です。温室の池に程近い場所にあります。
夜咲きの一日花ですので、なかなか皆さんに見ていただくことができませんが、
今朝はなんと10時を過ぎても咲いていました。
 
花は白色の総状花序です。花の先が淡い紅色に染まってとてもきれいです。
果実の形が角ばっていて碁盤の脚に似ていることから和名がつけられました。

先日ねったい館にお見えになった方はなんと!
“おばんのあし”と言ってはばかりませんでした!
失礼しちゃいますよね・・・いくら私の足が太くて短いからって・・・!


サガリバナ科の仲間には「ホウガンノキ」や「サガリバナ」がありますが、
当館でも、やっとサガリバナを導入しました。

樹高が2mほどある一度咲いた株ですので、来年は咲いてくれることを期待して大切に育てています。


芽の出ている様子



まさに“碁盤の脚”ですね!

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2011.10.09

ちっちゃいものさがし


↑これ、何だと思いますか?  



正解は、のび始めたばかりのパパイヤの小さな葉っぱです。

ちなみに大きい葉っぱはこんな形です。↓



形がそっくりです。出始めたばかりの葉でも、いっちょまえに 「パパイヤの葉っぱだよ!」といっているようです。  
こんな風に、いつもは見逃してしまいそうな小さな部分に注目して歩いてみると、色々な発見があります。
 
ほかにもまだまだあります。例えば、数年前からやっと咲きだしたプルメリアの花。  
今、温室内ではこのプルメリアの花が咲いていますが、雄しべと雌しべはどこにあると思いますか?


・・・正解は、花の根本の部分です。


ちいさな雄しべと雌しべが一番奥にあるのが分かりますか?  
花を割いてみるとアリがすぐに寄って来るぐらいなのでさぞかしおいしい蜜がそこから出ているのかもしれません。


小さい雌しべと雄しべがあります。



アリがやってきました!


プルメリアの故郷である熱帯ではどんな虫(鳥?)が、
どうやってプルメリアの蜜を吸いに来るのか観察してみたくなります。

きっと花の奥まで到達するのは一苦労でしょうね。  

ねったいかんのプルメリアは皆さんに見ていただくためのものなので、
なかなか花を割いてお見せすることはできませんが、
みなさんも虫眼鏡を片手に「ちっちゃいものさがし」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2011.09.21

おいしい蜜には“裏”がある?!

みなさんはウツボカズラを見たことがありますか?  
葉の先が“つぼ”のような形に変化して、そこへ虫をおびき寄せ、中へ落して消化吸収する食虫植物です。



蜜のにおいに誘われて、虫がつぼ状の葉の中へ落ちたら最後、
内側はロウのように滑りやすくなっているために這い上がってこられません。  

ウツボカズラを見たことがある!という方も無い方も、その落とし穴の中をそーっとのぞいてみてください。
罠にひっかかっているところを見ることができるかもしれません。  

ちなみ、にねったいかんのウツボカズラには何がかかっているのだろう、と気になってのぞいて見ると  
・・・中にはアリやガなどがしっかりとかかっていました!  
よく見ると、ウツボカズラのまわりにも、蜜に誘われてうろうろしているアリがちらほらといます。


ねったい館のウツボカズラはアリが栄養源になっているようです。  

しかし時にはウツボカズラの葉が虫にかじられるなんてことも!?
ウツボカズラと虫たちはどちらがうわてなのでしょうか?

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2011.08.31

アメダマノキのお話

曇った日が続いておりますが、お元気ですか?  
植物も、管理する人が元気じゃないとうまく育たない・・・と常日頃感じています。  
「ねったいかん」というと名前だけでも暑苦しい・・・? いいえ、じつは館内は
 
屋外よりも涼しく、また「冷室」は盛夏でも25度を越えない管理をしておりミスト付き(!)で快適です。
そんな空間もありますので夏も是非お出かけ下さいね。

さてさて、アメダマノキ・・・温室のブリッジ手前に2本あり、
そのうちの1本にびっくりするくらい、たくさんの実がモリモリッ!という感じでついています。



トウダイグサ科コミカンソウ属の幹生果(かんせいか)です。
ねったいかんでは、伸びすぎると年に2回ほど剪定をしますが、野生では6mくらいになります。
とても甘そうなネーミングですよね。でもその実態は・・・?
誰もが顔をしかめてしまうほどスッパ~イ!です!

海外に赴任されている日本の奥様たちは梅干のかわりに使われるとか・・!?
見た目はまさに飴玉ですね。




果肉を取り除いた種子の形もまるでコンペイトウ!

外見にまどわされるな・・・ですね。ちなみに私は「美人は3日で飽きる。ブスは3日で慣れる。」
・・・を心のよりどころにしています・・・。(??!!)
 
アメダマノキの実はあまりにもスッパイので、試食会は行いませんが、
スッパイの大好き!という方はぜひスタッフにお声をかけてくださいね!

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2011.08.04

仮設住宅の緑のカーテン

皆さんのお宅の「緑のカーテン」順調ですか?  
ここのところの猛暑で、ゴーヤーたちもグングン生長しているのではないでしょうか?  

ねったいかんでは、数年前から、緑のカーテンを推進したイベントを数多く実施しております。

今回は「NPO法人緑のカーテン応援団」の方たちと一緒に東日本大震災で被災された方々が入居されている、  
あるいは入居予定の仮設住宅に緑のカーテンの設置に行ってきました。  


NPO法人緑のカーテン応援団が用意した資材

   
1回目は仙台市のあすと長町、2回目は1泊で福島県の川俣町と宮城県の多賀城市。
入居されている方(入居予定の方)と、現地のボランティアの方と、
応援団のボランティアが一緒になって設置を行いました。

自宅のある調布から仙台はちょうど400㎞。2回目は宿泊場所が仙台の近くでは全く取れなかったせいもあり、  
走行距離は2日で1000㎞を越えました。  
川俣町では160戸すべてに設置するため、ボランティアは総勢100名もの大所帯。4つのグループに分かれ、
様々な現場対応の中、無事完成しました。


設置されたゴーヤー


庭や畑の緑に囲まれた暮らしから、鉢も土もない、不便で窮屈な仮設の生活の中で、少しでも緑のカーテンや植物が  
不便で窮屈な仮設の生活の中で潤いになれば・・・と 、切に願っております。


あすと長町 4班の皆さんと。すくすく育って、立派な緑のカーテンになりますように。


(K.I)

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2011.07.14

緑のカーテンの楽しみ方

みなさんは、家で “緑のカーテン” を育てていますか?  
ゴーヤーやヘチマといったつる植物は、ネットに這わせるとカーテンのように見えることから、そう呼ばれています。  
緑のカーテンは陽射しをさえぎり、辺りを涼しくするため、節電効果が期待されており、特に今夏注目されています。



ねったい館では7種類の緑のカーテンを育てています。ひとくちにつる植物と言ってもその特徴はバラバラ。
よーく観察してみると分かります。  
葉っぱもちろん、つるの巻き方だって違います。  

ゴーヤーとヘチマは巻きひげをしゅるっとだして、網につかまります。
宇宙イモは左巻きでよじ登っていきます。
宿根アサガオとオカワカメ、アピオス(栄養たっぷりのおイモ!)は右巻きのよじ登り型です。
(ちなみに、右巻き、左巻きの定義は日本と海外では違います。)


ゴーヤー



宇宙イモ



オカワカメ


人と一緒でつる植物にも巻きつき方の好みがあるようでほほえましくなります。

ぜひ、みなさんも自分なりに、緑のカーテンの楽しみ方を見つけながら育ててみてはいかがでしょうか。
もちろん食べる楽しみだってありますよね。  
ゴーヤー、ヘチマ、オカワカメ、アピオスは販売しておりますので、ぜひご利用下さい。
(なくなり次第終了となります。)

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2011.06.23

果実展始まる

私たちが普段食べているバナナは、どんな風に生っているか間近で見たことはありますか?  
6月4日から始まった果実展では、そのバナナをドーンと展示しています。


あなたの背丈とどちらが大きいでしょうか?
ちなみに重さは男性スタッフ2名でやっと持てるほどでした。

これからこのバナナが徐々に色づいていくのを見るのも楽しみです。
運がよければスタンプラリーをクリアした人はもらえるかも!??
果実展では、その他にも実がついた状態のマスクメロン、クワ、サクランボ、 ジャボチカバなど
温帯から熱帯までたくさんの果実がずらりと大集合しています。
もちろん、販売コーナーもありますので、気軽に果実を育て始めることもできますよ。

バナナは温室内にも生えていますので探して見てくださいね。
バナナハートとよばれる紫色の花も咲いています。

あの重い房を支えられるパワーは、どこにあるのか不思議です。

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2011.06.08
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