ウナズキヒメフヨウが咲いています!

今、熱帯館ではウナズキヒメフヨウが咲いています。
と言っても、咲いているのか咲いていないのか判断に困る花なのです・・・


ハイビスカスの仲間で1日だけしか咲かない一日花ですが、花は下を向いて花びらは開きません。  
だから“ウナズキ”ヒメフヨウと呼ばれています。  
花びらが開かない理由は「雨を避けている」とも「小さな虫に花粉を運んでもらうため」とも……
咲き方は控えめですが、花の奥には蜜をたっぷりつめて虫の来訪を待っています。


館内にはピンクのほかに赤いウナズキヒメフヨウも展示しています。  
どちらも鮮やかな色なのでぜひ探してみてください。

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2011.12.11

目~がふくらむ???お腹ではないの~?

温室内も暖房が入り、日照を確保するため、伸び過ぎた枝等の剪定を行いました。いよいよ冬の到来ですね。  

2階のエレベーターホールや図書コーナーから温室内を見下ろしていただくと、
様々なグリーンの中に樹冠に直径5センチくらいの白色の花をたくさんつけて、
そこだけ、ふわっと明るくなるような感じで、す~っと咲いているの花があります。

ミフクラギの花です。

別名 沖縄夾竹桃(おきなわきょうちくとう)。一般的なキョウチクトウとは属が別になります。
個人的には大好きな花です。画像がきれいじゃなくてごめんなさい。


ミフクラギの語源は・・・木を傷つけると有害物質を含む乳液が出ます。
その樹液が目に入ると目が腫れることから「目が腫れる木」が訛って→ミフクラギになったといわれています。
果実はニワトリの卵大で、最初は緑色→エンジ色→黒色と変化していきます。


芽出し苗は「恐竜のたまご」などの流通名で売られていますが、
木や葉、種子には有害物質が含まれていますのでご注意ください。

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2011.11.26

落ちた実の正体は・・・?

館内で、朝の見回りを行っているときのこと。
温室にかかっている橋を渡るとこんな光景を目にしました。


これ、何だと思いますか?
 
何度も来館されている方にとってはおなじみの光景かもしれません。
これはビヨウタコノキの実です。
 
私も初めて見た時は「なんじゃこりゃ~!」と驚きました。
木になっている時はサッカーボールのような形でも、1つ1つバラバラにしてみると六角形をしています。
そして鼻を近づけてみると…何ともいえぬ甘~い香りがします。  
しかし、とても硬くて食べられたものではありません。おいしそうな香りだけに残念です。
 
外国では、仁(じん)とよばれる、実の中心部を蒸してつぶして、あげ団子にするところもあるようです。
ごま団子好きの私としてはぜひ食べてみたいのですが…  

幸運にも実が落ちた日は、みなさんにも見ていただけるように、
橋の手すりやビヨウタコノキの根元に実を置いていますのでどうぞご覧ください。
その際、甘~い香りもぜひ楽しんでください。



植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2011.11.20

あっ!実がなった!

急に寒くなってまいりましたが、皆さん風邪など引かれていませんか?

夏から急に冬が来てしまうような昨今の気象状況ですが、
日中はとても気持ちの良い日が続いていますね。  
ねったいかんでは、屋外に出している鉢をしまったりと、冬支度に大わらわです。
 
植物を育てる中で、種をまき、芽が出て双葉から本葉になり、
その後何度かの植替えを経て、植物が順調に生育し、
「あっ!花が咲いた!」「 あっ!実がなった!」という結果に漕ぎ着けた時は、本当にうれしいものです。
ひとりでにやにやしてしまいます。きつい仕事もなんのその!終日気分よく働けます。  

温室の中には花粉を媒介してくれる鳥や昆虫(ポリネーター)がいないため、
なかなか結実が望めませんが、一部は絵筆やピンセットを使い人工授粉を行っています。
一日花が多いため、花粉の出る時間帯などに合わせ受粉を実施します。  

温室の中にもいろいろな実がなっていますが、今回は回廊にある”実”をご紹介します。



オオバイヌビワ



コーヒーノキ



チランジア・ウスネオイデス



シークァーサー



フクギ



ゴレンシ(スターフルーツ)



ハマベブドウ



ヒハツ



コバノボダイジュ



宇宙イモ



サイパンレモン



斑入りセイロンマンリョウ

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2011.11.02

沖縄のマングローブの森の生きものたち

9/6~10/2まで行った企画展「沖縄展」が無事終了しました。
たくさんの方にご来館いただき、ありがとうございました。  
中には沖縄県出身の方も見られ、故郷の話に花が咲いていたようで、
私たちにとっても楽しいものとなりました。


西表島のマングローブ林


さて、そんな展示室の一角を占めていたマングローブ

展示していたものは、葉が出始めたばかりの小さなヤエヤマヒルギですが、
実際に自生している様子はとっても独特です。

何が独特かというと、森の中へ入れば一目瞭然!
ぼこぼこと突き出した根っこで足の踏み場もありません。
根っこは空気を吸うために地上へ出ているので、こんな樹形(じゅけい)になっているのです。

そんなマングローブの森に住む生きものも、もちろん変わり者ばかり。
泥で固めた大きな家を作るのはオキナワアナジャコ、手のひらサイズの大きなシジミのシレナシジミ、
陸へ上がる魚のミナミトビハゼなどなど・・・



オキナワアナジャコが作った泥の家



シレナシジミ



ミナミトビハゼ


マングローブはそんな多種多様な変わり者達に隠れ家やすみかを提供しています。まるで海のゆりかごのよう。
 
ねったい館の温室に、オキナワアナジャコやシレナシジミはいませんが、樹高4~5mのヤエヤマヒルギ、  
オヒルギ、そしてミナミトビハゼを見ることができます。  
沖縄展が終わっても、沖縄の森の一端をねったい館で楽しんで見てはいかがでしょうか?
 
     
※マングローブとは、川の河口付近に自生する樹木の総称で、
日本における代表的なマングローブ構成種にはオヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギダマシが挙げられます。
主に沖縄県で見ることができます。

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2011.10.18

ゴバンノアシ


ゴバンノアシ


「碁盤の脚」です。温室の池に程近い場所にあります。
夜咲きの一日花ですので、なかなか皆さんに見ていただくことができませんが、
今朝はなんと10時を過ぎても咲いていました。
 
花は白色の総状花序です。花の先が淡い紅色に染まってとてもきれいです。
果実の形が角ばっていて碁盤の脚に似ていることから和名がつけられました。

先日ねったい館にお見えになった方はなんと!
“おばんのあし”と言ってはばかりませんでした!
失礼しちゃいますよね・・・いくら私の足が太くて短いからって・・・!


サガリバナ科の仲間には「ホウガンノキ」や「サガリバナ」がありますが、
当館でも、やっとサガリバナを導入しました。

樹高が2mほどある一度咲いた株ですので、来年は咲いてくれることを期待して大切に育てています。


芽の出ている様子



まさに“碁盤の脚”ですね!

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2011.10.09

ちっちゃいものさがし


↑これ、何だと思いますか?  



正解は、のび始めたばかりのパパイヤの小さな葉っぱです。

ちなみに大きい葉っぱはこんな形です。↓



形がそっくりです。出始めたばかりの葉でも、いっちょまえに 「パパイヤの葉っぱだよ!」といっているようです。  
こんな風に、いつもは見逃してしまいそうな小さな部分に注目して歩いてみると、色々な発見があります。
 
ほかにもまだまだあります。例えば、数年前からやっと咲きだしたプルメリアの花。  
今、温室内ではこのプルメリアの花が咲いていますが、雄しべと雌しべはどこにあると思いますか?


・・・正解は、花の根本の部分です。


ちいさな雄しべと雌しべが一番奥にあるのが分かりますか?  
花を割いてみるとアリがすぐに寄って来るぐらいなのでさぞかしおいしい蜜がそこから出ているのかもしれません。


小さい雌しべと雄しべがあります。



アリがやってきました!


プルメリアの故郷である熱帯ではどんな虫(鳥?)が、
どうやってプルメリアの蜜を吸いに来るのか観察してみたくなります。

きっと花の奥まで到達するのは一苦労でしょうね。  

ねったいかんのプルメリアは皆さんに見ていただくためのものなので、
なかなか花を割いてお見せすることはできませんが、
みなさんも虫眼鏡を片手に「ちっちゃいものさがし」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2011.09.21

おいしい蜜には“裏”がある?!

みなさんはウツボカズラを見たことがありますか?  
葉の先が“つぼ”のような形に変化して、そこへ虫をおびき寄せ、中へ落して消化吸収する食虫植物です。



蜜のにおいに誘われて、虫がつぼ状の葉の中へ落ちたら最後、
内側はロウのように滑りやすくなっているために這い上がってこられません。  

ウツボカズラを見たことがある!という方も無い方も、その落とし穴の中をそーっとのぞいてみてください。
罠にひっかかっているところを見ることができるかもしれません。  

ちなみ、にねったいかんのウツボカズラには何がかかっているのだろう、と気になってのぞいて見ると  
・・・中にはアリやガなどがしっかりとかかっていました!  
よく見ると、ウツボカズラのまわりにも、蜜に誘われてうろうろしているアリがちらほらといます。


ねったい館のウツボカズラはアリが栄養源になっているようです。  

しかし時にはウツボカズラの葉が虫にかじられるなんてことも!?
ウツボカズラと虫たちはどちらがうわてなのでしょうか?

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2011.08.31

アメダマノキのお話

曇った日が続いておりますが、お元気ですか?  
植物も、管理する人が元気じゃないとうまく育たない・・・と常日頃感じています。  
「ねったいかん」というと名前だけでも暑苦しい・・・? いいえ、じつは館内は
 
屋外よりも涼しく、また「冷室」は盛夏でも25度を越えない管理をしておりミスト付き(!)で快適です。
そんな空間もありますので夏も是非お出かけ下さいね。

さてさて、アメダマノキ・・・温室のブリッジ手前に2本あり、
そのうちの1本にびっくりするくらい、たくさんの実がモリモリッ!という感じでついています。



トウダイグサ科コミカンソウ属の幹生果(かんせいか)です。
ねったいかんでは、伸びすぎると年に2回ほど剪定をしますが、野生では6mくらいになります。
とても甘そうなネーミングですよね。でもその実態は・・・?
誰もが顔をしかめてしまうほどスッパ~イ!です!

海外に赴任されている日本の奥様たちは梅干のかわりに使われるとか・・!?
見た目はまさに飴玉ですね。




果肉を取り除いた種子の形もまるでコンペイトウ!

外見にまどわされるな・・・ですね。ちなみに私は「美人は3日で飽きる。ブスは3日で慣れる。」
・・・を心のよりどころにしています・・・。(??!!)
 
アメダマノキの実はあまりにもスッパイので、試食会は行いませんが、
スッパイの大好き!という方はぜひスタッフにお声をかけてくださいね!

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2011.08.04

仮設住宅の緑のカーテン

皆さんのお宅の「緑のカーテン」順調ですか?  
ここのところの猛暑で、ゴーヤーたちもグングン生長しているのではないでしょうか?  

ねったいかんでは、数年前から、緑のカーテンを推進したイベントを数多く実施しております。

今回は「NPO法人緑のカーテン応援団」の方たちと一緒に東日本大震災で被災された方々が入居されている、  
あるいは入居予定の仮設住宅に緑のカーテンの設置に行ってきました。  


NPO法人緑のカーテン応援団が用意した資材

   
1回目は仙台市のあすと長町、2回目は1泊で福島県の川俣町と宮城県の多賀城市。
入居されている方(入居予定の方)と、現地のボランティアの方と、
応援団のボランティアが一緒になって設置を行いました。

自宅のある調布から仙台はちょうど400㎞。2回目は宿泊場所が仙台の近くでは全く取れなかったせいもあり、  
走行距離は2日で1000㎞を越えました。  
川俣町では160戸すべてに設置するため、ボランティアは総勢100名もの大所帯。4つのグループに分かれ、
様々な現場対応の中、無事完成しました。


設置されたゴーヤー


庭や畑の緑に囲まれた暮らしから、鉢も土もない、不便で窮屈な仮設の生活の中で、少しでも緑のカーテンや植物が  
不便で窮屈な仮設の生活の中で潤いになれば・・・と 、切に願っております。


あすと長町 4班の皆さんと。すくすく育って、立派な緑のカーテンになりますように。


(K.I)

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2011.07.14
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