ジャカランダが見頃です!(見どころ情報6月5日号)

花壇(入口の手前、駐輪場の辺りをこう呼んでいます)のジャカランダが満開です!
咲き終わる前にぜひ見に来てください。

写真1-001
ジャカランダ(Jacaranda mimosifolia)



花壇には他にも珍しい花が咲いているので、見逃さないでくださいね~!
ジャカランダの手前にアカンサス・モリスが咲いています。
ギリシアの国花で、古代ギリシア、コリント様式の建築に、アカンサスの葉が彫刻のモチーフとして用いられました。

写真3
アカンサス・モリス(Acanthus mollis)


ジャカランダの奥にはセイヨウニンジンボクの蕾がいっぱいです。

写真2
セイヨウニンジンボク(Vitex aguns-castus)


1週間くらいたつと花が咲き始めると思います。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
セイヨウニンジンボク(Vitex aguns-castus)
※2015年(昨年)の写真です。


入口の横には鉢植えですが、フェイジョア・アポロがきれいな花をたくさんつけています。

写真5
フェイジョア・アポロ(Acca sellowiana ‘Apollo’)


もちろん、温室内ではヒスイカズラをはじめいろいろな花が咲いています。

写真6-001
ヒスイカズラ(Strongylodon macrobotrys)


写真7-001
ヘリコニア ロストラタ(Heliconia rostrata)


写真8
インドシクンシ(Combretum indicum)

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2016.06.05

キッズガーデナー、はやくも3回目!

6月4日(土)にキッズガーデナーの第3回目が実施されました。
今回はメンバー11人中、9人の子供たちが参加してくれました。
まずは第1回目でプランターに植えたマックスマムという、お花の花がら(花が咲き終わってしぼんだもの)取りです。
前回もやっている子たちは手慣れたもの。手際よくパチパチ切っていきます。

写真1・花がら取り

続いて、肥料をあげて最後にお水をあげます。

写真2・施肥・灌水

さあ、いよいよ今回のメインの作業、花壇作りが始まりました!
葉っぱチームとカーネーションチームに分かれて、作業開始です。
この何もない状態の花壇に、レンガを埋めこみ、丸くわくを作っていきます。

写真3・花壇
写真4・レンガの枠作り


わくができたら、土づくりです。土壌酸度計を使って、pH(ペーハー)を見ます。
ちょっと難しいけど、酸性かな、アルカリ性かな…

写真5・酸度計測

pHは5度くらい、ちょっと酸性が強いかな。苦土石灰を少し入るとよさそう。
元肥と腐葉土を入れて…

写真6・元肥を入れます

よく耕したら、

写真7・耕すぞ!

できあがり!

写真8・耕したぞ!

来月は、5月にみんなで考えた花壇のデザインを使って、お花を植えますよ。
(図中の赤丸が、それぞれのチームで決めたデザインです。)


〇カーネーションチーム
図2

〇葉っぱチーム
図1

どんな花壇になるのか、来月が楽しみです!

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2016.06.05

セイヨウニンジンボクが咲きはじめました!(見どころ情報6月19日号)

花壇横の駐輪場前にセイヨウニンジンボクが咲きはじめました。
青い花からはほのかに香りがします。

写真①セイヨウニンジンボク-001
セイヨウニンジンボク (Vitex agnus-castus)


6月上旬に見ごろだったジャカランダの現在の様子ですが・・・、まだ花が咲いています。
そろそろ花が終わりになるので、まだご覧になっていない方はお早めに!

写真②ジャカランダ-001
ジャカランダ(Jacaranda mimosifolia)

温室内では、バニラの横にネコノヒゲソウ(クミクスチン)が咲いています。
長く伸びた雄しべと雌しべが、ネコノヒゲを連想させることからこの名前がついたそうです。

写真③ネコノヒゲソウ-001
ネコノヒゲソウ(Orthosiphon aristatus)


マレーハウス前のカカオの花が咲きはじめています。
咲いている花はまだ少ないですが、幹をよ~くみてみると蕾があちこちについています。

写真④カカオ-001

写真⑤カカオ-001
カカオ(Theobroma cacao)

冷室ではメディニラ・スぺキオサの蕾がたくさんついていて、花も少しずつ咲きはじめています。

写真⑥メディニラ・スペキオサ-001
メディニラ・スぺキオサ(Medinilla speciosa)

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2016.06.19

天子が賜った「インドシクンシ」

まだ6月というのに、真夏のような暑い日が続いていますね。

温室は暑いのですぐにでも涼しい冷室に入りたいところですが、冷室に入る前に、ちょっと入口の上の左右を見上げてください。
何やら赤い花がびっしり咲いています。
それに、甘い香りが漂っているような気もします。

写真1-001

写真2-001

よく見ると下向きに咲く赤い花の中に、白い花、ピンクの花が混ざっています。


写真3-001

この花が今回ご紹介する「インドシクンシ」(学名:Combretum indicum)です。

花の色が色々に見えるのは、咲き始めは白い花が、日が経つとピンク~紅色に変化するためです。
「美女がお酒で頬を染めていくが如く赤みを増す」などと例えられています。
そして、開花時に甘い芳香を放ちます。
花が下向きに咲くのは、一見「花柄(かへい:花を支える茎)」のように見える細長い管状の萼筒(がくとう:萼が合着して筒状になったもの)の重みのためです。
「インドシクンシ」の花は上の写真のようにたいへん美しいので、古くから熱帯の各地で栽培されてきました。
また、熱帯以外でも植物園の多くで栽培され、温室を彩っています。しかし、「インドシクンシ」が各地で植えられたのは、花が美しいという理由だけではありません。

「インドシクンシ」の実には、

写真4

回虫や、ぎょう虫などの寄生虫に対して駆虫作用があり、しかも甘い味がするので小児の駆虫薬として用いられてきました。
駆虫作用の他にも、腹の中のしこりを消す作用があるとされ、整腸剤や健胃薬として、消化不良や腹痛などに使われていたそうです。今でこそ寄生虫の害はあまり耳にしませんが、昔は大変貴重な薬だったようです。

和名の「シクンシ」はこの植物の中国の生薬名「使君子」に由来します。「使君」というのは、「四方の国にさしつかわされる天子の使者」のことで、「天子が民の無病息災を願って賜った貴重な薬」と由来が紹介されているのを目にします。他にも中国宋代の『開宝本草(かいほうほんぞう)』という書物には「郭(かく)という使君が小児の病を治療するの用いたため、後世の医家がそれにちなんで使君子と呼ぶようになった」と由来が記載されているそうです。

残念ながら「インドシクンシ」は植物園ではほとんど結実しないそうで、当館でも一度も結実したことがありません。
「インドシクンシ」は10月ごろまで咲き続ける予定ですので、開花期間中に是非遊びに来てください。

                                                                (MI 記)

植物担当スタッフのこぼれ話 | 更新日:2016.06.29
ページの先頭へ戻る