公園だより

公園スタッフから、⽇々のできごとやお花の情報などを発信しています。

早春の花だより

3月といえばもう春ですが、今日はとりわけ寒さが厳しく朝は雪模様。
その後雨になってやがて止むと、濡れた地面を覆うようにピンクのマーガレット’さくらベール’(Argyranthemum frutescens’Sakura Veil’)が咲き誇っていました。
咲きはじめは花弁が白ですが、咲き進むうちにピンクに変化します。
1株の中で白から濃いピンクのグラデーションが楽しめます。

ジンチョウゲ’信濃錦’(Daphne odora ‘Shinano-nishiki’ )は間もなく見ごろが終了します
湿り気を帯びた空気に良い香りが漂います。

香りを楽しむハーブといえばローズマリー(Salvia rosmarinus)
とげとげの葉と紫色の小さな花に覆われた枝を勢いよく伸ばしています。晴れた日はみつばちが蜜を集めに来ていますよ!

お日様色のスイセン’ティタティタ’(Narcissus cyclamineus Tete a tete’)も咲き始めました。
週末はお天気も回復するとのこと、お散歩の際には早春の花たちにご注目ください。

ミモザが咲き始めました

みなさまお待ちかねのミモザ(Acacia baileyana’Purpurea’)の季節がやってきました。

エントランスのレンガ塀よりはるかに高く伸びた枝がさわさわ風に揺れています。

枝の先にはふわふわの黄色い花たち。
つぼみもいっぱいなのでこれからまだまだ楽しめそうです。

2018年に台風で根本から折れてしまい、苗木を植え替えてから一度も剪定をせず、やっとこの大きさに。

しかし、ミモザは成長が早く、その分幹の強度は低いので強風や着雪に弱い樹木です。
これから先も長くアメリカ山公園で育ってもらうために、今年は春以降にコンパクトに剪定します。
もちろん来年の春もお花を楽しむことができます。

ご家庭にアカシア類を植えている方は是非、花が終わったらすぐに剪定されることをおすすめします。

さてサンカクバアカシアは・・・

芝生広場の元町側に植えられているサンカクバアカシア。
ミモザの仲間(アカシア属)ですが、開花はもう少し暖かくなってからのお楽しみ!

ミモザの仲間は花の時期がとても短いので、アメリカ山公園では開花時期の異なる2種を植えることで、早春の花を少しでも長く楽しんでいただく工夫をしております。

これからもアメリカ山公園のミモザを見守っていただけると嬉しいです。

春を告げる黄色い花たち

にわかに春めいた陽気に誘われて、ほんの数輪だけですがモッコウバラ(Rosa banksiae)が咲きました。

早春を告げる黄色い花たち

エントランスの近くの花壇のウンナンオウバイ(Jasminum mesnyi)の花びらもほころび始めました。
つやつやと赤みがさしたつぼみもとってもきれいです。

花壇にも黄色い花が

豊かに重なった花びらが豪華な印象のガイラルディア(Gaillardia pulchella)。
2024年春以降には新しい品種のガイラルディアも登場予定です。
冬の間に定植して現在育成中。お楽しみに。

キンセンカ(Calendula arvensis)は、緑のじゅうたんに集まっておしゃべりしているみたい。
毎年こぼれ種でよく育つ丈夫な一年草です。

早春の黄色い花たちはどれもお日様のしずくみたいにまぶしく輝いています。

今年のミモザに乞うご期待!

アメリカ山公園のエントランスに立つ背の高いギンヨウアカシア(Acacia baileyana ‘Purpurea’)。
ミモザという名前の方が知られているかもしれませんね。

実はアメリカ山公園のミモザは2018年の台風でなぎ倒されてしまい、現在の木はその翌年に植えられたものです。
この二代目ミモザは、新芽が上品なパープル色に色づくギンヨウアカシア ’プルプレア’という種類。
生長を楽しみにしていたのですが、アカシア類の宿敵 イセリアカイガラムシ(Icerya purchasi )による被害が大きく、しばらく生育不良の時期が続きました。
2023年春頃から少しずつ樹勢が回復し、花を咲かせ始めました。
さて今年はどうなりそうかとみてみると…
ほら、小さなつぼみがいっぱい!

毎年楽しみにして下さっていた皆様、お待たせしました!
やっとミモザ本来の姿を御覧いただくことができそうです。
昨年の開花は3月上旬でしたが、今年の気温や他の植物の開花状況を見ると2月15日頃から花が見られるのではと予測しています。
 
今年のミモザにどうぞご期待ください!

ガーベラがお出迎え

公園のエントランス花壇では、ガーベラ(Gerbera jamesonii Hybrid)がにぎやかに咲きそろって皆様をお迎えしています。
ガーベラはお花屋さんで切り花として馴染みがある花でね。
実はとっても育てやすいんです。

このガーベラ、花壇が寂しくなってしまった時に近所のお花屋さんで手ごろなお値段で苗を調達し、植えてみたたところもりもりと生長!
2年ほどで2-3ポットのガーベラは、それぞれ巨大な株に。
アメリカ山公園のガーデナーが株分け作業をし、約20倍位になりました!
真夏以外は花を絶やさない丈夫で大変優秀なお花です。

 

同じ花色の株を選んだはずなのに、ほら、1輪だけ真っ赤な花が咲きました。
探してみてくださいね!